2012年1月分


1月1日(日)

あけましておめでとうございます。道東では穏やかな初日
の出を拝むことができました。美幌峠は風もあって朝はと
ても寒いことが多いのですが、今朝は比較的暖かくいい朝
日が姿を見せてくれました。今年はこんな穏やかな一年で
あることを願っています。明日の雪はどのくらい積もるの
でしょうか。楽しみです。              


1月2日(月)

昨夜から湿った雪が降りました。東京のような重い雪で日中は
少し雨も降るような感じでした。おかげでだいぶ融けていると
ころもあって、この先いつまで雪が残っていてくれるのか、心
配にもなります。湿原の方はキタヨシが倒れているので見通し
がよくなって、タンチョウなどの姿を見つけやすくなっていま
す。いまは風が強いですが、明日はどんな感じでしょうか。 


1月3日(月)

昨夜から風が強くて日中は家の周辺では道路が通行止めに
なるくらい吹雪いていました。正月そうそう危険な移動を
するつもりもないので、隣町に買い物ついでに撮影してき
たくらいでまたのんびり過ごしてしまいました。こういう
天気が続くと遠出もできないのでつまらないですね。  


1月4日(水)

今年初の伊藤サンクチュアリ。昼頃から見に行ったので動きは
少なかったように思いますが、なんどか頭の上を越えて飛んで
いったのでおもしろかったです。それにしても今シーズンはタ
ンチョウを撮るカメラマンが少ないように思います。地元、道
外ともに来ていないようです。いつもはみんなで同じシーンを
撮っても仕方ないと思っているのですが、人が少ないとなれば
自分だけの写真を撮れるチャンスです。機会があれば行ってみ
るといいですよ。                    


1月5日(木)

今日もけっこう風が強く、屈斜路湖のあたりは吹雪いていて
すごかったです。ハクチョウも風を避けて湖畔に上がって丸
くなっていましたし、湖畔では飛沫氷が成長していました。
移動中にも面白い景色があるものの、滑りやすい路面の道路
に路駐して撮影するわけにもいかないので、しっかりと目に
焼き付けてきました。雪が降ると路肩がなくなって車を止め
にくくなるのが難点ですね。              


1月6日(金)

今日はこれといった出会いもなく、いつものように鶴居村の
伊藤サンクチュアリにたどり着いていました。この時期にや
ってくる常連さんや地元の顔なじみと話をしながらこんなイ
メージの練習をしていました。風の向きが良かったので、た
くさん飛んでくれたので助かりました。風を感じるイメージ
で撮りたいなと思っていますが、どうでしょうか。    


1月7日(土)

相変わらず天気はすっきりとしません。道東で晴れているのは
帯広くらいではないでしょうか。でも、鶴居の方では日中にい
い雪が降ってくれたので、久しぶりに冬らしい雰囲気の写真を
撮ることができました。タンチョウもいい雰囲気になっていま
したよ。阿寒のセンターにはタンチョウが増えているそうです
が、雪が降ったので食べ物が取りにくくなったでしょうか。こ
のハクチョウもよくタンチョウのいる場所に入り込んできてい
ましたから。                      


1月8日(日)

そろそろ満月です。夕方、とてもきれいな月が昇ってきて
いました。この前をタンチョウでも飛んでくれたら200点
満点なのですが、思うようにはいきませんね。やっと天候
の方が安定してきたようなので、あちこち出かけたいとこ
ろですね。でも、根室の友人の話では雨が降って雪が残っ
ていないとか。陸続きでも北海道は広いですね。    


1月9日(月)

知床のウトロへ行ってきました。エゾシカたちはいつものよう
にのんびりとしていて、こちらも見ていて微笑ましくなってし
まいますね。釧路あたりでは牡鹿が人の前でのんびり寝ている
姿なんて見られないです。でも、来年はよくエゾシカや熊の見
られた場所でのシカ駆除が始まるそうで、知床でも動物の姿が
見られなくなるかもしれません。そうなったら・・・魅力半減
ですよね。シカの駆除は必要なことでしょうが、もっといい方
法はないものでしょうか?                


1月10日(火)

朝日を期待して行った別海でしたが、朝から雪で思うようなイメー
ジにはなりませんでした。それでも雪の中でワシがいいシーンを見
せてくれたので、行った甲斐はあるというものでしょうか。釧路の
方では晴れ間もあったようで、ちょっと離れると天気は全く違いま
すね。これから冷え込むようなので、冬らしい景色を楽しみたいと
思います。                         


1月11日(水)

グンと冷え込んだ釧路湿原。マイナス20℃くらいになったのでは
ないでしょうか。でも風がなかったおかげでそれほど冷え込んだ
ようには感じませんでしたね。そのせいか、霧氷のつき具合も雪
が降った翌日としてはまあまあの感じでした。それでもいい景色
には出会うことができたのでよかったです。しばらく冷え込むよ
うなので、これからも楽しみですね。            


1月12日(木)

このところ冷え込みが続いています。今朝もマイナス20℃
とは行かなかったものの、風があってかなり寒く感じまし
た。屈斜路湖の砂湯に行ってビックリ。鳥インフルエンザ
対策で餌をあげていないせいなのか、それともこれからの
冷え込みや天変地異を察知してなのか、あんなにたくさん
いたハクチョウの姿がほとんどありませんでした。10時頃
でも20羽ほど。どうしてしまったのでしょうか? そんな
ことを考えていたら、茨城沖で地震がありました・・・。
北海道で大きな地震や噴火などがなければいいですが。 


1月13日(金)

今朝はマイナス24℃と今シーズンいちばんの冷え込みとなりました。
そのわりに霧氷は川沿いにしかついていなくて、思ったほどの景色に
ならなかったのが残念でした。いずれにしても体にはこたえますね。
この調子なら、今シーズン中マイナス30℃も体験できるかもしれませ
ん。見たこともないような景色が見られることを期待しています。 


1月14日(土)

今朝はマイナス26℃とさらに寒さが厳しくなりました。釧路川
ではたくさんの蓮氷が流れ、カラカラと心地よい音を立ててい
ました。風があったせいであまり霧氷や気嵐は見られなかった
のですが、川沿いでいい景色が楽しめました。いきなり気温が
上がることがなければ、しばらくこの景色楽しめそうですね。


1月15日(日)

地元の仲間たちと一日タンチョウを撮影していました。
朝の音羽橋は気温が下がりすぎて気嵐がすごくて、日の
出の頃はタンチョウの姿が見えませんでした。でもだい
ぶ遅くなってから塒から給餌場に向かうときにはいろい
ろサービスしてくれて、楽しかったですね。かなり寒い
せいで、足を縮めたタンチョウが多かったですが・・・


1月16日(月)

このところ湿原でタンチョウばかりだったので行っていないところ
狙いで北の方に出かけたのですが、ちょっと外れました。家の辺り
はマイナス25℃だったのが、弟子屈ではマイナス10℃程度。屈斜路
湖のあたりも風があったせいもあり、平凡でした。だいぶ湖面の凍
結は進んでいましたので、これから面白い景色が楽しめるようにな
ると思います。砂湯のハクチョウも数は少ないながら見られました
ので、みんなが南に渡ってしまったわけではないようです。   


1月17日(火)

昨年は鳥インフルエンザのために閉鎖状態になっていた
濤沸湖の白鳥公園。ウトロでは昨日に流氷初日を観測で
きたということで様子を見に出かけたのですが、斜里あ
たりでは見ることができずに周辺の様子を見てくるだけ
のロケハンになってしまいました。それでも濤沸湖に集
まっている自然な様子のハクチョウを見られたのがよか
ったですね。これからどんな景色が見られるか楽しみで
すね。                      


1月18日(水)

今朝も冷え込んでいましたね。昨夜は町内会の集まりがあってかなり
呑んでしまったので、不覚にも日の出に合わせて家を出られませんで
した。しかし、そのおかげなのかとてもすばらしい景色にも出会うこ
とができ、いつも同じことをしているだけではダメだなとあらためて
思いました。夕方には久しぶりにサンピラーを見ることができ、明日
も新しい出会いがあることを期待させてくれました。       


1月19日(木)

今シーズン初の鶴居村・菊地牧場。年明けはぜんぜんタンチョウが
いい場所を飛んでくれないという話でまったく見に行かなかったの
ですが、今日は免許の更新に行った帰りに寄ってみました。人が少
ないせいや風の流れもあるのかもしれませんが、頭の上をたくさん
のタンチョウが飛んでくれてなかなか面白かったです。きれいな夕
焼けのなか美しいV字編隊のタンチョウを撮影するのが夢ですが、
いつのことになるでしょうか。                


1月20日(金)

このところ続いていた冷え込みも一段落でしょうか。朝は雲が
広がり気温も落ち着いていました。それでも湖面の氷にはフロ
ストフラワーができているのですから、生身にはこたえる気温
ですよね。空気の乾燥が進んでいるので、このあたりでひと降
りあるといいですね。そういえば、この前の町内会で集まった
ときに、今年は大雪があるかもといっていました。これから写
真展やイベントなどで上京することがあるので、そんなときに
は降らないで欲しいですね。               


1月21日(土)

流氷が気になって、ウトロの方へ見に行ってきました。だいぶ
流氷の姿は見られますが、ウトロの港からフレペの滝などのあ
たりにかけては、ちょっと離れてしまっていました。オシンコ
シンの滝の前では、それなりに流氷らしい姿を楽しむことがで
きたのでよかったです。流氷が来たおかげで、ワシ類の姿もよ
く見られるようになりましたね。             


1月22日(日)

このところ低温と快晴続きだったのですが、やっと雪が降って
きました。岩見沢のようにとんでもない量が降ってくるのは困
りますが、少しなら歓迎したいです。ところがこの雪も湿った
ゆきなので、明日の雪かきが気になります。これから荒れるよ
うなので、どうなることか・・・。きっと明日からの景色はよ
くなりますね。                     


1月23日(月)

かなり湿った雪が降り、20cmほど積もりました。日中の気温も
プラスになり、いいお湿りになってくれたと思います。タンチ
ョウたちは給餌場に集まってのんびりと過ごしていましたね。
このところ冷え込みが続いたので、ホッとしているのではない
でしょうか。この写真、親に甘えている幼鳥ですが、あと一ヶ
月もすれば子別れの時期。新しい命をはぐくむための試練です
ね。                          


1月24日(火)

今朝、湿原で見かけたキタキツネ。何をしているのかと見て
いたら、ネズミでも雪の下で動いていたのか、ジッと耳を傾
けて様子を伺っていました。逃げられてしまったのか、その
後は私の前に来て照れ隠しなのかちょっとだけ挨拶をして湿
原のなかに消えていきました。今シーズン、ほとんど姿を見
ていなかったのでうれしかったですね。         


1月25日(水)

東京は昨日降った雪が残っていて、朝はつるつるの状態に
なっていましたね。駅まで歩いて行く途中で何かないかと
探していると、雪の中から姿を現したぎんなんとイチョウ
の落ち葉がありました。まだイチョウの葉は黄色が鮮やか
だったので、いつまで木についていたのでしょうか。北海
道との季節のギャップを感じましたね。        


1月26日(木)

写真展「いのちの景色 北の大地から」の一日目。平日にも
関わらず、たくさんの方に見に来ていただいてありがとうご
ざいました。じっくりエッセイを読んでいると1時間はかか
るということなので、お時間の余裕のあるときに、または何
度か見に来ていただけたらうれしいです。明日は会場にいま
すので、質問などありましたら声をかけてください。   


1月27日(金)

写真展2日目。今日も朝から途切れることなくたくさんの方が
見に来てくれました。ありがとうございます。私のレイアウト
がよくないせいで、ちょっとエッセイが読みにくいところがあ
るのですが、そのせいで見に来てくれた方がどこに興味を持っ
ているのかがよく分かります。エッセイを読んでいるところ、
読んでいないところがありますから。明日は教室等があり、会
場には行けません。よろしくお願いします。        


1月28日(土)

東京はかなり冷えていたように感じます。もう体も東京の気温
に慣れたしまったのでしょうか。朝は霜柱ができていて、この
時期には見られてもいいはずの梅の花もまだ見ていません。か
ろうじて寒ツバキの花があったくらいでしょうか。オオカンザ
クラはもう咲いているのでしょうか?気になります。    


1月29日(日)

公園で落ち葉の下から食べ物を探しているスズメの姿を
見ていました。この時期はどんなものがあるのかよくわ
かりませんが、虫とかちいさな草の実などが落ちている
のではないかと思います。このスズメは何か小さな赤く
て丸いものを咥えていましたね。なんの実だったのでし
ょうか。                     


1月30日(月)

暖かそうな雰囲気ですが、東京の朝は風もあって今日も寒かった
です。写真展会場では、朝から絶えることなく見に来ていただけ
て、ありがとうございました。高校時代の写真部OBやネットでや
りとりしていた人の顔を見ることもできて面白いです。明日は次
の写真展準備などもあり、昼前後はいられると思うのですが、不
在の時間ができていまいます。よろしくお願いします。    


1月31日(火)

公園の一角に、ポツンとムラサキシキブの実が残ってい
ました。あまり日が当たらない場所なので、結実するの
が遅かったせいでしょうか。後ろから日差しが差し込ん
でくることもありましたが、こういう青い雰囲気の方が
冬らしく寒そうですね。体も慣れてきたのか、やっと少
し寒いと感じるようになってきました。