2012年2月分


2月1日(火)

写真展「いのちの景色 北の大地から」は一週間の会期
もあっという間でした。たくさんの方に見ていただき、
感謝しています。タイミング悪く顔を合わせられなかっ
た方々、すみませんでした。どこかで元気な姿を見られ
ることを楽しみにしています。また今回見逃してしまっ
たという方に朗報です。2月17日より朝日新聞本社2階
ギャラリーにて展示が決まりました。ぜひ、ご覧くださ
いね。そして、本日より「いのちの景色 タンチョウ物
語」が始まりました。こちらもお楽しみください。  


2月2日(木)

帰りがけに日比谷公園をのぞいてきました。カワセミの
姿を見ることができて楽しかったのですが、いつもと違
う池にいてどうしたのかと思ったら、池の木を伐採して
いたからなのですね。この場所は魚が少ないようで何度
もダイブする姿を見られましたが、ちょっと困っている
ようにも見えました。               


2月3日(金)

道東撮影ツアーの一日目。天気は晴れとなったもののかなり
冷え込んで、日中も寒いままとなりました。おかげでタンチ
ョウもゆっくりと給餌場にやってきてくれて、飛行機で到着
後に給餌場に向かったものの皆さんお待ちかねの状態でたっ
ぷりと楽しめました。明日も天候には恵まれるようなので、
いい景色が迎えてくれることを期待しています。     


2月4日(土)

今朝は美幌峠からの撮影でした。きれいな朝日が姿を見せて
くれ、いい景色を楽しむことができました。気温は低かった
ものの、風がなかったので比較的暖かく感じましたね。いち
早く流氷の姿も見られましたし、撮影ツアー2日目としては
上出来だったと思います。明日は羅臼で流氷の海へ出て行き
ます。どんな景色が待っていてくれるでしょうか。    


2月5日(日)

今朝は羅臼から流氷の海へ出て撮影をしました。いつも
船を出していただいているのが「ゴジラ岩観光」さん。
流氷観光&撮影のベテランが揃っているので、安心して
お願いできます。今日も朝日にしっかり間に合うタイミ
ングで、いい景色を見せてくれました。風もよくて参加
者みんなが満足行く撮影となりました。これから流氷シ
ーズン本番となりますので、機会があれば是非乗ってみ
てください。大型の流氷観光船とはひと味違いますよ。


2月6日(月)

撮影ツアー最終日。あまりゆっくり撮影できる時間がなかった
のですが、帰り際に雄シカの群れが見送りをしてくれました。
間近に立派な雄シカを見られたのでよかったですね。流氷はウ
トロではたくさん見られたものの、網走は水平線あたりにも見
られなくなっていて、オホーツク海では離れているところもあ
るようです。3日間流氷の姿を見られたのはラッキーでした。
撮影した皆さんも満足していただけたようでよかったです。こ
れに懲りずまた参加してくださいね。           


2月7日(火)

このところ留守がちだったので、屈斜路湖へ行ったのは二週間
ぶりとなってしまいました。湖面はかなりしっかりと凍ってい
て、ハクチョウたちは温泉が湧いているわずかに開いた湖面に
集まっていました。気温が急に上がったせいで霧がかかって、
なかなか幻想的な雰囲気でしたが、今シーズンはあまり飛んで
くる姿は楽しめないのかなと思いました。         


2月8日(水)

今朝も気温が高く(といってもマイナス5℃くらい)、車は
昨日降った雨のせいもあり氷漬けになっていました。フロン
トガラスの氷を落とすのに苦労しました。湿原の方もこれと
いったものがなく、サラッと流して見てきた感じです。これ
だけ暖かくなると、春が来たようですね。しばらく北海道を
留守にするので様子が気になります。          


2月9日(木)

横浜は暖かいですね。日差しが北海道とはちょっと違うように
感じます。それでも気温はいつもよりは低いようで、CP+の会場
近くにある公園では、まだウメは咲いていませんでした。昨年
は雪が降ったりしたものの、会期中には咲いていたのです。新
製品も多く、けっこう人だかりをしていて、それを見ているだ
けでなんか疲れてそうそうに引き上げてしまいました。明日は
セミナーもありますので、ぜひ見に来てくださいね。    


2月10日(金)

CP+でのセミナーは夕方なので、午前中に大船フラワーセンター
へ行ってみました。なにをかくそう、この場所へ行くのは初め
てなんです。ほどよい広さのなかでいろいろな花が見られたの
で面白かったですよ。いまは温室とか建物内の展示が中心です
が、光を選べばいい感じに撮れると思います。路地植えのウメ
はやっと数輪開花したところでした。全体的に遅れているよう
ですね。                        


2月11日(土)

まだ寒いのですが、バラは頑張って花を咲かせているもの
があります。最多ものの寒風にあたって枯れてしまった花
もあって、こんな寒い時期に無理して咲かなくてもいいの
にと思ってしまいます。花が咲くためには気温や天候など
スイッチとなるものがあるはずなのですが、園芸種のよう
になると本能的なものも狂ってしまうのでしょうか。それ
とも少しでも人の目を癒やしてあげようと頑張っているの
か・・・。一度聞いてみたいものです。        


2月12日(日)

今日はCP+の最終日。セミナーは最後の時間だったので
また大船フラワーセンターに行ってきました。室内です
がハナモモも咲いていて華やかな感じでした。北海道に
戻ると、しばらくはこんな鮮やかな色は見られなくなり
ますね。でも、そろそろ静かで動物たちのいる雪景色が
恋しくなっています。帰ったら、流氷取材ですかね。 


2月13日(月)

東京から帰りました。釧路空港に着いてそのまま鶴居村
の給餌場へ向かいました。地元も顔見知りがたくさん来
ていて、いろいろ情報をもらいました。しばらく留守に
していると様子がわからないので、ありがたいですね。
明日は状況確認となりそうです。          


2月14日(火)

湿原のなか、日中もエゾシカの姿をたくさんみかけるように
なりました。周りの山間部で雪が深くなって餌をとりにくく
なってしまったのかもしれません。姿を見られるのはうれし
いのですが、数が増えたといって駆除の対象にされるのはな
んか納得できないですね。どうして自然が減ってしまったの
かといえば、根本は人が開発という名の下になくしてしまっ
たからなのですけどね・・・。             


2月15日(水)

知床・ウトロへやってきました。午後に到着したときにはだいぶ海が開いて
いましたが、1時間ほどして戻ってきてみると、びっしりと流氷が入ってき
ていました。今日は西風が強くて場所によっては吹雪のような感じだったの
ですが、その風のおかげで流氷が戻ってきてくれたようです。道路わきでた
くさんのエゾシカが見られて楽しかったです。             

   

2月16日(木)

昨夜のウトロは吹雪いていてすごい状態でした。しかし夜が
あけると風もおさまって、午後には生き物たちの姿も見られ
るようになりました。道路脇に出てきたこのキタキツネはだ
いぶ疥癬にやられているようで、尻尾はひものようになって
いました。前から見ても毛が抜けているところがありますよ
ね。無事に治ってくれるといいのですが・・・。     


2月17日(金)

空き缶がくちばしに引っかかって取れなくなったタンチョウ
を探して伊藤サンクチュアリで待っていたのですが、ぜんぜ
ん現れてくれませんでした。先日風が強かったときにタンチ
ョウが分散したらしく、伊藤サンクチュアリにやってきたタ
ンチョウの数自体も少なかったです。諦めて鶴見台の様子を
見に行ったら空き缶タンチョウの姿がありました。やっぱり
疲れているのか座り込んだりしていましたね。はやく外れて
くれるといいのですが・・・              


2月18日(土)

今日は横浜に行ったときに髪の毛を短くしたせいか風邪がぶり
返して体調不良。でも、ちょっと屈斜路湖へ出かけてみたら、
知人の撮影ツアーがあって話し込んでしまいました。帰りには
きれいな夕焼けも見られて寒かったですが、いい景色にも出会
えました。645Dもけっこう手持ち撮影できますね。これか
ら撮影のバリエーションも増えそうですね。        


2月19日(日)

夕方、久しぶりにきれいなサンピラーが上がっていました。
今シーズンは冷えているわりに見られないなと思っていたの
ですが、出会えて良かったです。この前をタンチョウが飛ん
でくれたら・・・なんて思いますが、贅沢ですよね。菊池牧
場あたりでは、そんなシーンも見られたのかもしれません。
何事も運ですよね。                  


2月20日(月)

今日も空き缶タンチョウを探しに行ったのですが、姿を
見ることができませんでした。一時現れたという情報は
あったので、まだ元気だと思います。それにしても思っ
たほど冷えていないはずなのにタンチョウの行動が遅い
ですね。給餌場でも昼すぎまで集まってこなかったのは
びっくりでした。タンチョウが軟弱になったと地元では
いわれていますが、本当かも・・・         


2月21日(火)

一日風が強くて、あちこちで吹雪いていました。屈斜路
湖のハクチョウも風を避けるようにしているかと思った
のですが、観光客の姿を見れば餌がもらえると風をもの
ともせずに人を取り囲んでいました。私は風があまり当
たらない山陰の水が湧いているあたりでのんびり撮影を
していました。雪が作る造形は面白いですね。    


2月22日(水)

写真家仲間の戸塚学氏が仕事明けで屈斜路湖に来ると連絡もらった
ので、合流して和琴半島を歩いてきました。午後ということもあっ
て鳥の数は多くはありませんでしたが、いろいろな話をしながらオ
ヤジ二人でフラフラしていました。プロ同士でなければ話せないこ
とってあるんですよね。鳥のことなどもいろいろ教えてもらい、楽
しい時間を過ごさせてもらいました。             


2月23日(木)

午後からいい感じに雪が降ってきて、夕方にはちょっと吹雪く
くらいになりました。このところ雪が融けてきていたので、い
い補充になりそうです。夕方、雪をストロボで写し込みながら
撮影してみたのですが、雪が細かすぎて難しかったです。ボタ
雪なら綺麗に写ってくれると思うのですけど・・・。明日の朝
は景色を期待したいですね。               


2月24日(金)

撮ることないだろうなと思っていた釧路の夕日なのですが、
仕事ついでに撮影してしまいました。世界三大夕日というほ
ど美しいかといわれると分かりませんが、まあまあいい感じ
になっていました。でも、個人的には人工物がないところで
撮影したいですね。港ができる前はもっといい景色だったの
だろうな・・・                    


2月25日(土)

今シーズンは寒い日が続いたせいか、小鳥の種類が少ない
とあちこちで聞きます。そういわれてみると、いつもの顔
ぶれしか見ていない気がします。渡ってくるはずの小鳥た
ちは寒くて来れなかったのでしょうか。今日はタンチョウ
を見ていたら、頭の上でカラがカラマツのみを突いていま
した。小さいのに頑張っていますね。         


2月26日(日)

朝は思っていた以上に冷え込んだようで、いい霧氷を見る
ことができました。これでスカッと晴れていたら最高の景
色になったことでしょう。こういう冬らしい景色を見られ
るのも今シーズンはあと数えるほどしかないでしょうか。
明日は雪の予報なので、どんな景色になるのか楽しみです
ね。湿った雪じゃないといいですが・・・       


2月27日(月)

いい雪が降りましたね。期待して湿原へ向かったのですが、
SLが重連で走る日だったのでたくさんのカメラマンが来てい
ていつもの湿原とは様子が違いました。人が多くて生き物は
あまり見られない感じなので、鶴居へ向かいタンチョウの姿
を楽しんできました。とくに変わった動きはないものの、給
餌場のタンチョウシーズンももうすぐ終わり。タンチョウが
間近に見られるっていいですよね。           


2月28日(火)

屈斜路湖のハクチョウたち、今日も平和そうに観光客に
餌をねだっていました。このところ、塩抜きのポップコ
ーンがもらえるようになったせいか、人を見ると近づい
ていくようになっています。団体を見ると駆け寄ってい
く姿はある意味圧巻です。まだ湖面はしっかりと凍って
いるので、景色の方は単調かもしれません。     


2月29日(水)

根室へ行ってきました。流氷が接岸しているという話だった
ので、納沙布岬まで行きましたが、そのあたりは氷が離れて
しまって残念でした。帰りがけに春国岱に寄ってみたら、昨
年の夏に来たときよりも、木が倒れてしまっているように感
じました。このところの気候変動が激しいのが原因なのでし
ょうか。こういう景色を楽しめるのもあまり長くないという
印象でした。