2016年11月分


11月1日(火)

知床で熊さんの様子を見てきました。遠くから見ていると、川に上ってきた
サケを捕まえて食べていました。捕まえるのはあっという間ですが、そのあ
とカラスやウミネコが集まってきてサケを奪おうとするので、落ち着いて食
べられないようでした。いかに力強い熊といえど、自然のなかで暮らすとい
うのは大変なのですね。                       


11月2日(水)

午後から晴れ間が広がってきて肌寒いもののきれいな景色が広がりました。
知床五湖は期待していたほど紅葉は残っていませんでしたが、歩いていると
ツグミの群れに囲まれてなかなかにぎやかでした。湖から見る雪をかぶった
知床連山もよかったですね。夕方には山も赤く染まり、いい雰囲気になって
いました。そろそろ本格的な冬の始まりですね。            


11月3日(木)

家のあたりはうっすらと白く雪が積もっていたのですが、湿原のほうでは
それほどでもなかったようです。でも、途中でスリップしたのか事故を起
こしてつぶれている車があったので、早朝は路面凍結していたのでしょう
か。明日も朝は冷え込んでいるようなので、路面には注意しなければいけ
ないですね。湿原はすっかり紅葉も終わり、物悲しい感じでした。   


11月4日(金)

朝はしっかりと地面が白くなるくらい雪が積もっていました。明け方は雨に
かわっていたのかもしれないので、現場に着いたときはだいぶ雪も融けてい
ましたが、ちょっとだけ雪と紅葉というシーンを撮影できました。もう少し
地面が白いといいですよね。ただ、また雪が降るようなので、まだチャンス
はあるかもしれません。紅葉が落葉してしまわないことを願います。   


11月5日(土)

近所の畑にはたくさんのハクチョウが集まってきています。住み着いている
タンチョウもいるのですが、数に圧倒されてしまうのか、隅のほうで小さく
なっているようです。先日は刈り取りが終わったデントコーン畑で落ちたコ
ーンを食べていましたが、雪が降ったら牧草畑のほうに移動していました。
食べるものはあまりないようで、座り込んでいるものが多かったのですが、
どうしてでしょう。                         


11月6日(日)

今日もモミジと雪を期待して出かけてみましたが、思っていたほど雪は積も
っていなくてこんな感じしか撮ることができませんでした。家の周辺の方が
積もっているくらいで期待はずれでした。さすがに地熱があるところは違い
ますね。それとも先日よりも地熱が高くなってきているなんていうことは、
ないですよね・・・                         


11月7日(月)

雪も去り、本日は快晴となりました。かといって、これといった被写体に
出会えるかというと、そうでもないのですよね。晴れるとギラギラの太陽
なので、意外と色もつかないですし。今日はこれからに備えてもろもろの
雑用を済ませた感じですね。道内、いまはどこがいちばん旬といえるのか
悩みますね。                           


11月8日(火)

なんかさえない天気になってしまいましたね。今日も昼前からずっと雨。気温
も高めでせっかく積もっていた雪や氷も融けてしまっている模様。生き物の姿
にも出会えず、面白い形の氷でもないかと探してみたのですが、水溜りもドロ
ドロになっていて氷も茶色く汚れているものばかり。やっとちょっと深い水溜
りに残っていた氷を見つけました。まあ、今日はこんなところで我慢です。 


11月9日(水)

だいぶ冷え込んできていて、朝は氷点下が当たり前になってきました。こう
なるといきものも姿を見られるものが限られてしまいますね。エゾリスは防
寒性を高めるためか、木の皮を剥いで巣に運んでいました。ほとんどの草が
枯れてしまったこの時期は、ほかに利用できそうなものがないですから貴重
な建材となるのでしょう。                      


11月10日(木)

今日も晴れていたのですが、どうも平凡というかマンネリから脱することが
できず、苦戦しています。昼間のテレビを見ていたら屋久島が紹介されてい
て、もう何年も行っていないので、また行ってみたいなぁなんて考えていま
した。ただ、かなり混んでいるようですし、以前行ったときの印象とはかな
り違ってしまった感じもするので、見ないほうがいいのかな・・・    


11月11日(金)

今朝は冷え込んでいたものの、まだまだという感じで平凡でした(笑)。マイ
ナス15℃まで行かないと、景色は変わらないですね。それでもだいぶ湖の表面
は凍っていましたけれど。明日もまた雪の予報となっていて、この時期からふ
つうに雪というのは、やはり天候的におかしいのでしょうね。来週は気温が上
がるということなので、またさらに平凡に戻ってしまいそうです。     


11月12日(土)

今朝も雪がうっすらと積もっていました。その後雨になってしまったので
平地の雪は融けてしまいました。なので、ちょっと標高の高いところへ行
ってみましたが、気温はそれほど低くないので融けかかっていました。途
中の路面もシャーベット状でけっこう流れる感じで怖かったです。こうい
うときが一番危ないのですよね。明日の峠はアイスバーンかな。    


11月13日(日)

霧がけっこうたちこめていい雰囲気でした。このあと晴れてくるようなら
もっとドラマチックな景色になったのでしょうが、あいにくの天気。まだ
地面が凍るほどではないので、タンチョウも給仕場に集まっていくことは
なく、近所にもけっこうな数がふらふらしています。タンチョウって、半
年は牧場の周りで暮らしていますから、すっかり生活が変わってしまった
ということなのでしょうね。牧場の鳥、タンチョウ・・・       


11月14日(月)

だいぶネタ切れです。林道の奥を見に行ってみたのですが、雪が凍ったの
が融け始めていてかなり危険な状態だったので、すぐに出てきてしまいま
した。チェーンがなければ事故ります。でも、レンタカーが入ってきたの
はびっくり。怖いもの知らずというか・・・。まあ、こういう景色もきれ
いではあるのですが、いまの私のテーマではないのですよね。     


11月15日(火)

今日も走った割りにほとんどシャッターを押さずに終わってしまいました。
目が肥えたといえば聞こえがいいですが、マンネリに陥ってしまった感じが
しています。まあ、春のように気温も上がって、なんか中途半端な天候なの
で、気分と合わないというのもあるかもしれませんが・・・。ワクワクでき
るシーンに出会いたいものです。                   


11月16日(水)

日中は雲が広がってそのまま曇ってしまうのかと思っていましたが、夕方は
またギラギラの夕日でした。もう少しうっすらと雲があって赤く色づいてく
れればいいのですが。それにしても夏の台風による増水でずいぶんと湖の地
形が変わったところがあります。ちょっとした野球場ほどの面積の草原が増
えているのですからびっくりです。この影響がどう出てくるでしょうか。 


11月17日(木)

ちょっと会いたい奴がいて探してみたのですが、出会うことができませんで
した。この周辺だけでも十分すぎるほど広いエリアですからなかなか難しい
ですよね。なんせ、やつは自由自在に飛べるわけで・・・。向こうから会い
に来てくれるくらいになればいいのでしょうけれど(笑)。生き物って、追
いまわすと離れていくけれど、待っているとよってきたりするので、そんな
ことになればいいですね。                      


11月18日(金)

マイナス10℃ほどまで冷え込み、釧路川からはちょっとだけ気荒らしが上が
っていました。以前はこの場所も役者が現れることがありましたが、台風の
増水で中州もなくなり、すっかりいきものの姿がみられなくなってしまいま
したね。まだ釧路川の下流域は水位が高いですし、いつまで台風の影響が残
るのでしょうか。生きものがいないと、つまらないなぁ・・・      


11月19日(土)

雨の中、あまりに撮りたいものが見つからず、ちょっとお茶を濁していま
す(苦笑)。これは水溜りに水滴が落ちてきたところをストロボを使って
撮影しています。ミルククラウンにはなりませんでしたが、水滴や水の形
が写し止められて面白いですね。内蔵ストロボではなくて、きちんとライ
ティングすれば、もう少しきれいに撮影できるかな。         


11月20日(日)

今日もネタ不足だなぁ・・・。けっきょく夕日バックにススキという安易
な写真になってしまいました。うろうろしているときに釧路川の脇に知ら
なかった新しい木道を発見しましたが、台風の増水で壊れかかっていまし
た。木道がないときに歩いたことはありましたが、あまり面白い感じでは
なかったので行かなくなった場所でした。台風が来なかったとしても、ど
のくらい活用されたのかと思うと、もっと整備しなおして欲しいところが
たくさんあるのにな・・・                     


11月21日(月)

マンネリのなかで出かけた先は、やはり予想通りの景色。立派な角を持った
牡鹿に会えるのも珍しいと言えるかもしれませんが、まだまだな感じです。
この数年で大きく気候が変わってしまったのか、定番さえなくなってしまっ
たように思います。このあと、立派な角を持ったオスは人を気にしていない
のか、座り込んでのんびりしていました。安心してもらえたのはうれしいで
すが、絵柄的にはねぇ・・・                     


11月22日(火)

今年は雪が早いですね。さすがにまだ釧路圏では根雪にはならないと思います
が、東京なら大雪といわれるくらいには積もりました。ただ、日中は小雨に変
わったので、だいぶ融けてしまいました。しかし、また福島沖での大きな地震
があって、びっくりです。大きな被害がなかったようなので、よかったです。
このところ大きな地震が続いているので、気をつけないといけませんね。  


11月23日(水)

今朝は近所に熊さんの足跡がありました。周りの様子を見ると、雪が積もって
からすぐに歩いたような感じです。ということは、昨夜の夜に移動をしていた
ということでしょうか。姿が見られたらとちょっと期待しましたが、無理な感
じでした。近所の熊さん情報はけっこうあるようですが、きちんと確認できた
の10年住んでいて初めてです。悪さをしたという話は聞いたことがないですか
ら、機会があれば会ってみたいですね。                 


11月24日(木)

今朝はマイナス15℃まで冷え込んで、川沿いでは霧氷がびっしりとついていま
した。このくらい冷えると、冬の被写体がいろいろ見られるようになります。
湖では薄氷が面白い景色を見せてくれました。今週は冷え込みが続くというこ
とで、退屈せずにすむように思います。雪はもう少し待って欲しいのですが、
冷え込みは歓迎ですね。東京では観測史上初の11月の初雪だそうですが、寒く
てこそ北海道ですからね。                       


11月25日(金)

このところ晴天が続いているので、星空を撮影してみました。こちらでは
空が暗いので撮影すると星座が分からなくなるくらいたくさん写すことが
できますね。こんな写真も簡単に撮れるのですから、デジタルカメラの性
能はすごいです。フィルム時代だったら、この撮影はできなかった条件な
のですよね。こんなに寒くなければ、もっと撮れるのに(笑)     


11月26日(土)

凍り始めかなと思って出かけてみたら、しっかり全面凍結して雪が乗って
しまっていました。氷のコンディションからするともうとっくに凍結して
いたようで、だいぶ遅かったようです。湖も氷の上に雪が乗ってしまうと
平凡になってしまいますね。まあここまで雲がない快晴というのも貴重な
のかもしれませんが、ちょっとあてが外れました。          


11月27日(日)

午前中に雪がちょっと積もり、冬らしい景色になってきました。今年は雪が
多いですね。昨年は一度ドカッと降ってそれっきりになりましたが、今シー
ズンは大雪になりそうな感じがします。でも、タンチョウはこの程度の雪は
意に介さないのか、のんびりしていましたね。給餌場のほうも少しずつ集ま
りはじめているようです。                      


11月28日(月)

先週までの冷え込みも嘘のように暖かくなり、せっかくできていた氷もかなり
融けてしまいました。いくつか撮ろうと思っていたところも氷がまったくなく
なってしまっていたり雪がかぶってしまったりと、思うような被写体がなかな
か見つけられませんでした。湖では御神渡りができそうなところがありました
が、しばらくお預けになりそうですね。                 


11月29日(火)

獲物にありついたキタキツネ。よほどお腹を空かせていたのか、人が見ていて
も獲物から離れる様子がありませんでした。獲物の方は車に撥ねられたと思わ
れるエゾシカ。周りにはカラスが集まっていたので、車で移動していてもその
存在が遠くから分かります。スルーするつもりだったのですが、シカに齧りつ
いているキツネの姿があったのでもどってみたら、こんな感じでした。   


11月30日(水)

エゾリスも冬越しに備えてすっかり丸くなりました(笑)。これくらい脂肪
を蓄えておかないと、これからの厳しい冬は越せないのですよね。このとこ
ろ気温が高めでしたが、日当たりの悪いところはまだしっかりと雪が残って
います。ただ、明日は雨になるということなので全部融けてしまうかもしれ
ません。ほんとうに変な天気続きです・・・