2018年1月分


1月1日(月)

あけましておめでとうございます。今朝は一瞬だけ朝日が見られたようでし
たが、その時間はぐっすり寝ていました(笑)。ゆっくりでかけてタンチョ
ウの様子を眺めて本日の撮影は終了。もうすこし雪が降るのを期待していま
したが、まったくというほど積もりませんでしたね。明日からはバタバタし
てしまうので、しばらくサボるかもしれません。元気ですのでご心配なく。
今年もよろしくお願いします。                    


1月2日(火)

昨日までやきもきしていた道東ですが、すこし雪が積もってくれました。朝の
伊藤サンクチュアリはいい感じになっていましたよ。そのあとすぐに移動して
しまったので午後の様子がわかりませんが、数日は持つのでは??。今日は間
近にカワセミにも会うことができてよかったです。今年はいろいろな意味でつ
いているかもしれませんね。この調子で一年がんばります。        


1月3日(水)

海外ロケ直前ですが、宿の周辺をちょっと撮影。都内はなんだかんだいって
もいろいろなものがありますよね。まあワンパターンですが、1時間も余裕
なかったので慌てて撮ってきた感じです。それにしても北海道から出てくる
と都内は暖かいですね。ダウン着ていると汗ばんできますから(笑)。この
あとしばらくは、お休みになります。                 


1月4日(木)

海外ロケでニュージーランドへ来ています。雨が降っていてこの先の撮影
が心配ですが、夜はワイトモの洞窟に入ってツチボタルなどを撮影してき
ました。真っ暗な中で青白く光る様子はとても幻想的でしたよ。このほか
にも立派な鍾乳洞を見せてもらい感動しました。いつもと違う自然を見る
といい刺激になりますね。                     


1月5日(金)

今日も雨が降っています。というか、台風のようでちょっと外に出るのは
ためらわれる感じです。雨のなかロトルアの公園へ行ってみると面白い姿
の鳥がいました。ほとんど飛ばないようで体に比べて足が立派な姿をして
いました。ニュージーランドは哺乳類などがいなくて天敵がないので鳥類
も独自の進化をしているのですね。後から調べたら、タカヘという希少種
であることが分かりました。ラッキーでしたね。           


1月6日(土)

今日は間欠泉などのあるテプイアへ行きました。あちこちで水蒸気が立ち
のぼり、なかなか迫力がありましたね。この場所も案内してくれたガイド
が近くまで入れてくれたので、間近で見ることができました。こういうの
を見ると、地球は生きていることを実感できますね。ここで撮影したとき
に晴れていてくれれば・・・                    


1月7日(日)

オークランド周辺で街のほか、植物園や動物園などをまわりました。ニュー
ジーランドは自然が多いというイメージがありましたが、そのほとんどは牧
草地となっていて北海道と変わりません(笑)。森は大きなシダなどが茂っ
ていて沖縄のよう。なかなか不思議な感じです。このイトトンボは花がいろ
いろ植えてある公園で撮影しました。ネイティブの花は地味であまり見られ
なかったのが残念です。                       


1月8日(月)

ムリワイにあるカツオドリのコロニーです。岩場の上に無数のカツオドリが集
まって子育てをしていました。大きなカモメみたいな感じなので、生活も似た
ようなのでしょうね。プライベートの撮影ならきっと丸一日ここにいたと思う
のですが、今回は仕事なのでそうできなかったのが惜しいところ。また機会が
あれば、訪れてみたい場所です。                    


1月9日(火)

今回のロケもひととおり撮影でき、ほっとしています。それにしても世界
的に天候不順ですね。寒波で困っているところもあれば、熱波で困ってい
るところも。どうしてしまったのかなぁと思います。それに日本は便利な
ところだと感じました。僻地といわれるところに行ってもコンビにもイン
ターネットもありますから。もうすこし生き方を考えてもいいのではない
かとあらためて思いました。                    


1月10日(水)

一週間ぶりに北海道に戻ってきました。帰ってきたら、キタキツネが歓迎
してくれました。人懐っこいキタキツネはけっこういるものの、ここまで
近づいて来るやつはなかなかいません。年末年始のなかで人から食べ物を
もらっていたように思いますが、道路の真ん中に座り込むようなことをす
るのは、ちょっと困り者です。これから釧路圏は冬の観光シーズンに入る
ので、事故にあわないことを祈っています。             


1月11日(木)

先日また雨が降ったということで、雪の状態は春のようになってしまっていて
生き物の動きも例年とは違ったものになっています。午前中は地元の小学校で
写真講座をして、午後になって出かけてきました。ハクチョウもちょっと数が
少ないように思います。まだ日没が早いのであっという間に日が落ちてしまっ
て1時間も撮影できなかったのですが、動きのあるシーンを見ることができま
した。旭川あたりはかなり雪が降っているようなので、分けて欲しいなぁ。 


1月12日(金)

海外ロケから戻ってきたら給餌場も白くなっているだろうと思っていたので
すが、残念ながらかろうじて白い程度。今日も雪が降るという話だったのも
あまり期待できない感じでしたね。現場では同業の仲間がやってきていて、
そろそろシーズン本番という時期なのですが、この状態だとなかなかいい絵
になりにくいです。一度ドサッと雪が降っておいて欲しいところですね。 


1月13日(土)

今朝はいい雲海が出てくれました。日の出の方向にちょっと雲があったせい
で色づきはイマイチでしたが、それでもいまのように雪がなくなってしまう
と貴重な景色となります。美幌峠の展望台はなにか工事をしていて、日中は
あがれないかもしれません。もし行くことがあれば注意してくださいね。阿
寒・摩周国立公園と改名されてから、補助金がたくさん下りているようで、
あちこちで工事が行われています。景観を損なわないような形にして欲しい
と思います。                            


1月14日(日)

年末あたりから姿を見せていたクロツル、給餌場に姿を見せるようになって
その姿を確認しやすくなってきました。ちょっと小柄で体がグレーなので、
パッと見ると大きなアオサギのようにも見えますし、タンチョウが日陰に入
ると同じような感じに見えて、見分けるのは難しいことも多いです。今日も
飛び立つところを撮影しようと待っていましたが、何の予備動作もなく飛び
立ったので慌てました。                       


1月15日(月)

今朝はいい朝焼けが見られました。しかし、うーん出かける先を間違えた
ようで、思った絵にできなかったのが残念でした。あっちやこっちに行け
ばもっといい感じになったのだけれどなあ・・・。まあ、こういうことも
ありますよね。明日からはまたいい出会いがあることを期待して、がんば
ります。しかし、やっぱりくやし〜(笑)              


1月16日(火)

今朝は気温が高くてマイナス1℃ほど。日の出前に家を出ていますが、家を
出てもあまり寒く感じなくてびっくりしました。日中もあまり気温が上がら
ないままで、変化の少ない感じでした。ずっとこのまま雪が少ないというこ
とはないと思いますが、いきなり大雪というのも困るので、ほどほどに降っ
ておいて欲しいところです。風景はなかなか撮りにくいので、遠征するしか
ないかな・・・。                          


1月17日(水)

釧路圏は雪がないので、雪景色が撮れる大雪山系へ行ってきました。天気も
良く気持ちよく雪山を楽しむことができました。いつもなら釧路圏でもこん
な感じに楽しめるはずなのですが・・・。それにしても外国人の姿が多くな
りましたね。観光に頼るということは、自国内でまかなえなくなったという
ことなので、将来が心配になりました。                


1月18日(木)



話題になっている撮影地に行ってきました。まあ、こんなものかなという感じ
でしたね。気温が高い日が続いていたので氷がないのは予想していましたが、
この程度ならまだまだあちこちにあります。いかに情報を過大に評価している
人が多いのかが分かりました。この週末もあまり氷はないと思いますので、報
道に振り回されることがないように願っています。            


1月19日(金)

相変わらず雪のない釧路圏。タンチョウの姿を見ていましたが、どうも動き
はイマイチの感じ。でもときおり雪が舞ってくれて、いい感じにもなりまし
た。でも、今シーズンはクロヅルがいなければ、ここには来ないかもってい
う撮影条件にもなっていますね。いったいどうしていいのか分からないほど
の困った感じになっています・・・                  


1月20日(土)

雪は相変わらず少ないですが、探せばそれなりに冬らしい景色があるもの
ですね。そうはいっても、薄氷が打ち上げられているのですから春の景色
なのでしょうか。この薄氷、光の当たり方によってはさまざまな色を見せ
てくれるので、いい被写体です。でも、今夜は少し雪が降るようなので、
埋もれてしまうでしょうか。雪は降って欲しいけれど微妙な感じです。 


1月21日(日)

今朝の摩周湖は霧氷がついていい感じでしたね。朝日でちょっと色づいた感じ
もよかったです。雪は少ないですが、なんとかいい景色も見られるようになっ
てきた道東エリア。火曜日は雪の予報も出ているので、そのあとは例年通りの
景色になってくれることを期待しています。しっかり降ってくれるのなら、一
時の除雪も我慢しますよ。                       


1月22日(月)

今朝は冷え込んでいたものの、風があったのか霧氷などはまったくついてい
ない状態でした。冷え込みのためタンチョウは動き出すのが遅く、全体にい
まいちの動き具合でした。もうすこし人が少なければ、もっと頭上を飛んで
くれたように思いますが、カメラマンも多くわさわさしているのでタンチョ
ウも避けているように思います。観光シーズンは撮影には向かないですね。


1月23日(火)

冬の嵐が来るという話でしたが、こちらは肩すかしの粉雪がときおり舞う程度
でした。朝は雪かきを覚悟していたので、かなりがっかりです。でもタンチョ
ウの動きを見ていると、先日とは違い例年に近い感じになっていたので、もし
かすると、今夜にはどかっと雪が降っていつもどおりに戻ってくれるのかもし
れません。草津白根山が噴火したそうで、こちらも??って違う意味で心配に
なりますね。                             


1月24日(水)

期待したほど雪は降らず、ちょっと白くなった程度でした。自宅の駐車場
も雪かきすることもなくスムーズに出かけられました。このあとはまた冷
え込みがやってくるそうなので、ガツンと冷え込んで欲しいものです。伊
藤サンクチュアリは雪が降ったおかげで、だいぶタンチョウの動きが良く
なった感じがします。このままの動きを持続して欲しいですね。    


1月25日(木)

鶴居村にやってきているクロズル。一羽だけでたくましく生き抜いています
ね。でもときどきまわりにいるタンチョウに追い立てられて、慌てて逃げて
いく姿も見られます。たいていタンチョウの幼鳥がちょっかいを出している
のですが、それはクロズルのほうが小さいので普段のストレスを弱そうに見
えるところに向けているように見えます。人間社会の縮図のようですね。 


1月26日(金)

湿原の雪も少なくなって、ヤチボウズもすっかり頭を見せてしまっていま
す。ちょっと霧氷がついているので冬らしい感じですが、なんか気分は盛
り上がらないですね。このあと東京へ行ったのですが、東京のほうが冬っ
ぽい感じがしました。埼玉あたりではマイナス8℃などかなり冷え込んで
いたみたいです。ほんと、雪降らないかな・・・           


1月27日(土)

都内は気温が低くて私にとっては適温なのですが、思っていたよりもはやく
花は咲き始めているようです。寒さで傷んでしまったものもあるものの、紅
梅が満開に近いところがありました。そのほか、オオカンザクラもけっこう
咲いているとかで、ちょっとびっくりです。今年の春ははやくやってくるの
かもしれませんね。                         


1月28日(日)

久しぶりに都内での勉強会を開催しました。ずっと外にいると大変なので、
温室の中での撮影です。思っていたよりもたくさんのチョウが飛んでいて、
楽しむことができました。これからは個別で対応するような形で写真のレク
チャーをやっていこうかなと思います。大人数ではきちんと対応できないの
で、ちょっとずつやっていこうと思います。              


1月29日(月)

北海道に戻ってくると、ちょっとだけ雪が積もっていました。この感じだと
一週間もてばいい感じでしょうか。でも、ちょっとでも地面が白くなるとホ
ッとしますね。ただ、今年はタンチョウばかり。他のとこでなにが撮れるか
というと難しいので、ついこうなってしまいます・・・。正直、困ったな。
どうしよう??                           


1月30日(火)

いくらか雪も積もってくれて、冬らしい?景色がなんとかキープされていま
す。朝はマイナス20℃ほどまで下がっていて、体感的にはいい感じになって
きました。今朝の音羽橋は気嵐が立ち上りすぎてタンチョウの姿が見えなか
ったとか。8時ごろ見に行ったときは霧氷がびっしりついていたので、風景
を狙ってみるのも面白いと思いますよ・・・。でも、興味ないのかな。  


1月31日(水)

冷え込みが続いて屈斜路湖もだいぶ凍りました。さすがにこれだけ凍れば
しばらくは安定するように思います。日が昇ってきて気温があがると、氷
が膨張してすごい音をたてます。氷の上に乗っているとその振動も伝わっ
てきて迫力ありますね。雪が降らなければ、この氷も楽しめるのですが、
もう雪の予報もあって気になります。