2024年12月分
12月1日(日)
午前中はガセ情報に騙されて無駄になってしまいました。午後から気を取り
直して近所で撮影していたら、可哀想に感じたのかシマエナガの群れが目の
前にきて、しばらく遊んでくれました。しっかりカメラ目線もくれて、いい
感じでした。北海道で発信される情報って、けっこういい加減なものがある
ので、要注意です。
12月2日(月)
午後からオンネトーへ行ってきました。冬季通行止めが6日からということ
なので、その前に様子を見ておこうというところです。同じようなことを考
えていた人が何名か来ていましたね(笑)。薄氷が張っているかと思ってい
ましたが、部分的に雪が乗っているところもあって、このあとは一気に景色
が変わるかもしれませんね。
12月3日(火)
少し陽射しが出てきた午後になってから、ちょっと撮影してきました。平地
は雪もなく冬枯れの景色なので、標高の高いところを見て歩いていると、も
うフキノトウが顔を出していました。このところ日中は暖かいので春と勘違
いしてもおかしくないですね。他にはパッとしたものも見つけられず、ほと
んど撮影しないで帰ってきました。たまにはこういう日もありますね。
12月4日(水)
昼前後にけっこう雪が降って一時的に景色が白くなりました。しかし、その
あと融けてしまうのもはやくて、夕方には木々に乗った雪はなくなってしま
った感じです。雪雲が去ったあとはスッキリ晴れそうな感じだったのでいい
ところはないかとウロウロしましたが、思っていたよりも雲も多く、どうも
いい景色には出会えませんでした。まだ根雪にはなりそうもありません。
12月5日(木)
今朝はマイナス10℃まで冷え込み、川沿いには霧氷がびっしりとついていま
した。針葉樹に積もった雪は残っているところも多く、釧路エリアとしては
珍しい雪景色になっていました。それでも日中の気温はかなり暖かく、この
雪もほとんどなくなってしまいました。あとは役者が出てきてくれると、と
いう感じなのですが、このところいきものの気配は少ないですね。
12月6日(金)
伊藤サンクチュアリでの給餌が本日から始まりました。今日はバケツ一杯に
も満たない量しか給餌されていませんでしたが、8羽のタンチョウが来てい
ました。僅かな時間でしたが、いい雰囲気のポーズもとってくれて良かった
です。本格的にタンチョウが集まってくるのは、しっかり雪が積もってから
になるでしょう。またときどき様子を見に行ってみたいと思います。
12月7日(土)
屈斜路湖では風が強くて、ハクチョウもあまり水の上には出たくないような
雰囲気でした。別の場所で畑にたくさんのハクチョウが集まっていたので、
陸の上の方が楽なようにも見えます。この数日で空気もすっかり乾燥してい
て、今朝は霧氷もつかないような感じでした。日本海側で降っている雪がこ
ちらにも来てくれるといいのですが。
12月8日(日)
今朝はマイナス14℃と冷え込みが続いて湖畔も凍り始めています。朝は霧氷
がついていたところもあり、冬らしい景色が見え始めました。一口に冬とい
ってもよく見ていると刻々と変化していて、同じ景色が見られることもない
ものです。予測できない天気になってきていますが、勘を信じていい景色と
出会えるよう頑張りたいと思います。
12月9日(月)
エゾリスの姿を見たのは一ヶ月ぶりですね。もう雪が少し積もっていたので
餌探しに夢中になっていて、逃げられずにすみました。雪が積もるといきも
のたちは食べ物探しに苦労するようになりますね。まだ自宅のあたりは根雪
にはなっていないものの、広い範囲で雪がちらついていたので、昨日見てき
た氷は雪が乗ってしまったかもしれません。
12月10日(火)
数日ぶりにタンチョウの様子をチェックしてきました。給餌場によってだい
ぶ差があって、10羽程度しかないところと80羽以上集まっているところがあ
ります。たくさんいたところでは、タンチョウが良いコースを飛んでくれて
こんなカットも撮らせてもらえました。待ち時間も長いですが、タンチョウ
の姿を見ているのは楽しいです。
12月11日(水)
天気が変わりやすく、どう動くか判断が難しい一日でした。午前、午後と違
うエリアを見て回って、それぞれに収穫があったので良かったです。いきも
のの姿も多くなってきた感じがしますが、この場所でも役者が出てきてくれ
たら、最高でした。こういうのは運次第なので、明確なイメージを持って通
うしかないですね。
12月12日(木)
真冬日となってやっと道東らしい冷え込みといえるでしょうか。でも、体の
ほうはついて行っていなくて、けっこう寒く感じました。撮影中に寒くて集
中力が途切れるとまともに撮れなくなりますから、体を慣らさないといけな
いですね。あとは雪が降って欲しいところですが、長期予報でも雪の予報は
なく、年内に根雪は期待できるのか心配になってきました。
12月13日(金)
少しずつタンチョウの様子を見に行っています。伊藤サンクチュアリでもタ
ンチョウの滞在時間が長くなり、動きも見られる感じです。ただ飛んでくる
ときに黙ってくるので、気がつくのが遅いと撮り逃してしまって、難易度が
高くなっている感じがします。いまは20羽程度が来ていて撮影するにはちょ
うどいい数で、あとは雪が積もってくれれば、というところです。
12月14日(土)
沢の氷はだいぶ雪をかぶってしまい、汚れていたり形がわからなくなってし
まいました。それでも今シーズンは雪が少ないので、比較的長く氷を楽しめ
ている方ではないでしょうか。自然は変わらないように見えていても、どん
どん変化しているので、一期一会を楽しむことが大切ですね。ゆっくり自分
の目で見たものを記録していきたいと思います。
12月15日(日)
やっとタンチョウたちも給餌場に集まるようになりました。餌の方も午前・
午後と撒かれていて、だいぶ例年のようなタンチョウの姿を見られるように
なってきました。雪が積もるまで来ないかもしれないと思っていたので、ひ
と安心です。動き方はまだなんともいえないところがありますが、比較的動
いていたと思います。この先、いい動きをしてくれることを期待します。
12月16日(月)
日中、珍しくハクチョウが池にいると思って見ていたら、人に気づいたよう
で、こちらに向かって飛んできました。だいたい日中は畑などに行っている
ものですが、公園の池なので散歩しにくる人が餌をあげているのでしょう。
でも、彼らがお腹を満たすほどたくさん持ってきてくれるとは思えないです
し、そんなに頻度が高いものなのでしょうか。近寄ってきても、あげるもの
はないよ〜と放っているのでしばらくすると離れていきますが、もうじきこ
こも凍ってしまうので、そうなったらどうするのか気になりますね。
12月17日(火)
少し足を伸ばしてエゾシカを見に行ってきました。エゾシカはのんびりして
いて、彼らにとっては楽園のようにも見えますね。しかし、本当の目的は別
だったのですが、まったく姿は見られなくてこちらは残念でした。年々感じ
ることですが、ここはいきものの気配が少なくなってきているように思いま
す。極端に環境が変わってしまったようには思わないですが、何か違うとこ
ろがあるのでしょうね。
12月18日(水)
今朝は日の出の時間に雲が出てきて一番色づく時間帯に撮影できなかった感
じでした。そのまま曇ってしまうかと心配しながら給餌場に行ってみると、
到着と同時に光が射し込んできてきてくれました。タンチョウの動きは地味
になってきたものの、こんな鳴き合いも見せてくれました。この中の一羽だ
け鳴いてないのがいるんですが、横着なのかうちの父ちゃんに任せておけば
大丈夫と思っているのか・・・?。何気ない行動も意味を考えながら見てい
ると面白いですね。
12月19日(木)
だいぶ前からときどき見かけているキタキツネ。道路脇を歩いているような
やつはだいたい餌付けられて事故に遭ってしまうことがいいのですが、こい
つはあまり人に興味がないようで、すっかり大きくなりました。無駄に人を
怖がらず、適度に距離をおいて生きているのがいいのでしょう。自然環境が
少なくなっていくなか、いきものが持つ人との距離感も変わってきています
ね。こういったいきものに嫌われないようにしていきたいと思います。
12月20日(金)
川岸で氷を撮影していたら、なんかいきものの気配。静かに見てみると、ミ
ンクが氷の陰からこちらの様子を伺っていました。ミンクは視力が良くない
ので、ジッとしていると結構近くでも姿を見られる可能性があります。この
ミンクも一度は水中に潜ったものの、静かに待っていたらまた顔を出してし
ばらく周りの様子を伺っていました。一期一会のこういった瞬間は写真の醍
醐味のひとつですね。
12月21日(土)
曇天となると冬は撮影に苦労します。光がないと雪が積もっていても立体感
がなくなって、塗りつぶしたような感じになってしまいます。何かないかと
探していたら、氷の中に彩りを見つけられました。曇天でもこんなに不思議
な色彩が隠されているのですね。この後すぐに雪が降り始めたので、これも
今日限定の景色だったのかもしれません。