Diary
12月30日(火)
朝のうちは霧が立ち込めていて、ちょっと離れてしまうとスッキリと撮影で
きず苦戦しました。気温が高くなっていて朝まで雨が降っていたので湿気が
あり、暖かい空気が雪に触れて冷やされて霧となったのでしょう。風景を撮
影するときはいい雰囲気になりますが、ちょっと離れたところのいきものを
撮影するには難しい条件でした。このエゾリスはシラカバの幹を一生懸命に
舐めていて、甘い樹液でも出ていたのでしょうか。
12月29日(月)
一通り撮影を済ませて帰ろうと車に乗り込んだら、目の前のマツに赤い小鳥
の姿が目に入りました。その時は何の鳥かわかりませんでしたが、カメラを
持って見に行くと、イスカの姿がありました。夢中になって松ぼっくりを食
べていて、わりと近くでも逃げないでいてくれたので、何パターンか撮影さ
せてもらえました。こういう予想外の被写体に会えるのは嬉しいですね。
12月28日(日)
マイナス17℃まで気温が下がり、川沿いでは霧氷もなんとかついてくれまし
た。それでも気嵐はほとんど上がらず、空気はかなり乾燥しています。タン
チョウの動きは冷えたおかげなのかだいぶ良くなって、メリハリがついたよ
うに思います。暖かいときにはどうしたものかと思いましたが、だんだん例
年のような感じになってきました。年末年始はほどほどに冷えているですか
ら、それなりのシーンが見られることを期待します。
12月27日(土)
今週ずっと狙っていた景色をやっと見せてもらえました。天候が例年通りで
はなくなっていて、どうなるか分からないところが多いので、自分の目で見
て判断するしかないですよね。それに写真はその場に行かなければ取れない
ですから、焦らず根気よく動くのみです。この感じで、年末年始にかけてい
い景色を見せて欲しいと思います。
12月26日(金)
気温の高い日が続いているせいかタンチョウの動きは地味になっていて、な
かなか面白いシーンを見つけるのに苦労しています。今日は鳴き合っている
親と一緒に幼鳥も鳴いていて、この頃から親を見て練習しているのだなと思
いました。この子は後からついて鳴いていたので、女の子なんですね。それ
とも子供の頃は関係ないのでしょうか。そんなことを考えながら見ていると
時間もあっという間に過ぎてしまいます。
12月25日(木)
部分的にですが、霧氷がついてきれいな景色になっているところがありまし
た。これで青空でも出てくれれば最高なのですが、霧氷がつくような条件は
曇天のときの方が多いのですよね。相変わらず気温が高く、足元はツルツル
になっていて危ない状態なので、怪我をしないように気をつけないといけな
いですね。今の状況だとしばらくは楽しめるのではないかと思います。
12月24日(水)
朝のうちはちょっと雪混じりの雨。その後は曇天でしたが、なんとなく予感
があって夕方になるまで待っていたら、雲の切れ間から一瞬だけ光が差し込
んで、イメージしていた景色を見せてくれました。このところの天気は変わ
りやすいので、変化がありそうなときはのんびり待ってみるのが吉ですね。
しかし気温が高く、雪もどんどん溶けて春のような感じです。年末年始にか
けて少し雪を補充しておいて欲しいです。