2003年6月分
6月1日(日)
台風が去って、いい天気が戻ってきました。朝のうちはまだ黒い 雲が流れていましたが、夕方にはすっかり青空になりました。雨 続きだったせいか、日が射してくるといろいろな虫の姿が見られ ました。庭にはアゲハの種類だけでも4種類ほど、その他アオバ セセリやイトトンボなども見れました。イトトンボは一瞬しか姿 を見せてくれないので、まだきちんと撮影できずにいます。明日 からもいい天気が続きそうですね。でも、暑そう・・・。
6月2日(月)
なんとなく天気が良かったので、富士山など撮影してしまいま した。ちょうど山中湖の花の都公園はポピーがたくさん咲いて いて、いい雰囲気です。もうちょっとスカッと晴れてくれると いいのですが、台風一過とはならなかったですね。富士五湖に も本格的に暑い日がやってくるようです。北海道行く前にいろ いろやっておかなければならないことがありますから、ラスト スパートをかけなければ。
6月3日(火)
今日もいい天気でした。雲が出てきてこのまま曇ってしまうの かなと思わせつつ、けっきょく1日晴れてましたね。さずがに 何もしなくても汗ばむようになってきました。東京あたりでは アスファルトの照り返しなどもあって、もっと暑いのでしょう ね。また台風がやってきているようです。庭では鳥が子育てを 始めたので、ちょっと雨が心配ですね。まだ巣立ったばかりで きちんと飛べないのですが、どのくらいで飛べるようなるので しょうね。完全に独り立ちできるまでは、ちょっと様子を見て 見ようと思っています。
6月4日(水)
キビタキのお子様ですね。まだ巣立ったばかりで器用に飛べな いので、地面でジッとして天敵をやり過ごしながら親が餌を運 んで来るのを待っています。少しずつ毛も増えてきて飛ぶ距離 も長くなっているようなので、もうすぐ空を舞えるようになる でしょう。親が餌を持ちながら安全な場所に誘導したりしてい る姿がみられました。ただ、人の姿が見えていると親が近づい てこないので、あとは無事に巣立ってくれるのを待ちたいと思 います。
6月5日(木)
天気予報が見事に外れて快晴。こうなるとまた予定が狂っちゃ いますね。天気が悪いことを見越して荷物を送ってもらってい たりしたのですが、今度はこの荷物が来ないと外出できなくて またまた不便。けっこう毎日のように荷物があったりして、こ れだけでもかなりの時間をとられているのですよ。庭ではいろ いろな虫の姿が見られる場所があり、重点的に撮影と思ってい ますが、こういった用事があるのでなかなか落ち着いて集中す ることができません。もうちょっと時間を上手く使わないとダ メですね・・・。
6月6日(金)
あまり青空は出なかったけれど、晴れてしまいました(笑)。 朝日も霞んだ空気の中からボンヤリと登ってきましたね。こう いう日は、長い時間太陽が赤く見えているので、シャッターチ ャンスも長くなります。早起きした人にはチャンスがあります ね。今朝は朝焼けを撮るために3時前に起きて動き回っていま したが、富士五湖周辺は霧が立ちこめていてダメでした。なか なか思うようにはならないものですね。まあ、それが自然写真 の面白さだと思いますが・・・。
6月7日(土)
新宿御苑の紅葉はなかなかいい感じに色づいていますね。とい っても、若葉の話。モミジのなかにjは、若葉が赤くて熟して くると緑になるものがあります。そして、また秋になると赤く なるのですよね。なんとも不思議です。今日、明日となぜか御 苑は入園料が無料。アジサイやトウサンボクなども咲いていま すので時間のある方は、いってみるといいと思います。モミジ の実もきれいですよ。
6月8日(日)
水元公園のショウブは、やっと見頃となりましたね。今日はシ ョウブ祭りが開催されていてとても混んでいましたが、花はと てもいいコンディションでしたよ。祭り会場の近くにある菖蒲 田よりも、カワセミの里という場所の近くの方が、人が少なく て穴場です。今日はちょっと小雨くらいかなと思っていたので すが、薄日が射すような天気でした。もっとしっとりした天気 でも撮影したいですね。
6月9日(月)
いやぁ、蒸し暑くなりましたね。家の中にいてもジトッと汗が 出てくる感じです。北海道行きに向けて仕事を片づけていると ころですが、ついエアコンをつけたくなります。でも、この涼 しいはずの場所にいてエアコンないとダメな体になってしまう と東京に行ったときは確実に耐えられないと思うので、もうし ばらく我慢します。そろそろ、梅雨入りしそうなのでみなさん も湿気に負けないように頑張りましょう。
6月10日(火)
関東甲信越地方にも梅雨入り宣言が出ましたね。これからしば らくうっとうしい天気が続きますね。この時期ならではのいい 景色もありますが、やはり晴れた天気の方が気持ちいいもので す。あとは、レンズとかフィルムをカビさせないように気を付 けましょう。この雨で森の緑はいっそう濃くなりますが、レン ズまで緑になったら、シャレになりませんから。
6月11日(水)
朝からシトシトと雨が降っております。やっぱり梅雨に入っ てしまったのですね。庭を見て回っていたら、先日蒔いたヒ マワリの種が芽を出していました。ほかにもコスモスやセン ニチコウ、アサガオなど蒔いたので、この雨でスクスクと育 ってくれるといいですね。ただ太陽が出ないとちょっと寒い ので、育成不良が心配です。
6月12日(木)
梅雨らしい天気です。こんな日は、水滴を撮るのにちょうどい いですね。雨が強すぎると水滴がすぐに落ちてしまうし、よわ くてもボリュームのある水滴になりません。といっても、私は 今夜から北海道に向かいます。明日は1日フェリーの中。海の 上からの景色といってもはたして何が撮れるか。荒れないこと を祈ってますよ。まあ、船のなかではひたすら爆酔じゃないく て爆睡してると思います(笑)。
6月13日(金)
いや〜、よく寝ましたよ。フェリーに乗ってから昼過ぎまでひ たすら寝てました。これだけ寝たのはずいぶん久しぶり。ただ 寝過ぎて背中が痛いかも。筋肉こわばってます(笑)。北海道 に上陸しましたがあいにくの雨。明日もあまり天気は良くない ようです。富良野に住んでいる動物写真家に会いに行こうと思 っています。北海道も梅雨なんですかねぇ・・・。
6月14日(土)
今日もあいにくの雨で、なかなかいい景色とはなりませんでし た。美瑛のあたりを見てみましたが、ラベンダーはこれからで ルピナスが満開という状態でした。スカッと晴れていれば丘の 景色も新緑がきれいだったと思うのですが、どんよりとした空 が広がっていて残念です。北海道もここ数年は天気がおかしく て、私が到着するまでは日照りが続いていたらしいです。雨、 連れて来ちゃったかな・・・。
6月15日(日)
相変わらず天気には恵まれていませんね。日中晴れたかと思う と、夕方には濃い霧が立ちこめてきたり。湖から霧が湧いてく るというはすごいですが、想像を超えた量の霧ですね。まだ知 床方面は春というよりやっと冬が終わるという状態らしいので 行ってみたいですが距離と時間を考えると足を伸ばすのをため らってしまいます。やはり北海道を撮るなら、もっと時間に余 裕を持たないと・・・。短い夏の6・7月だけでもびっしりと 撮影してみたいものですね。
6月16日(月)
海側を回ってみると、冬とはずいぶん違った雰囲気になってい ますね。雪で覆われて海岸がはっきりしなかったところも、干 潟になっていたりしてたくさんの鳥などが集まっています。た だ、動物たちはあちこちに散っているので姿は簡単に見られま せん。いたとしてもかなり遠くにいて、冬とは勝手が違うんで すね。タンチョウなども米粒程度には撮れるけど、なかなかそ の姿まではっきりとは分かりません・・・。
6月17日(火)
熊は思ったように撮影できませんでしたが、知床峠のミズバシ ョウやいろいろなトンボ、子連れのシカなど被写体に恵まれた 1日でした。それにしてもこの時期でも観光客は多いですね。 朝から知床五湖巡りなどしているものですから、ゆっくり撮影 したくても、団体がやってくるとそうもいきません。参りまし たよ。それにしても知床半島が世界遺産に指定されたらますま す観光客も増えるのでしょうね。屋久島もそうなってから人が 増えたようで、きっと何かの弊害もあることと思います。この 知床も荒れてしまわないことを祈りたいです。
6月18日(水)
さすが北海道は緯度が高いだけあって、本州なら標高1000mを 越えないと見られない高山植物が比較的低いところで見ること ができますね。チングルマなどはだいぶ咲いていますし、クロ ユリも屈斜路湖の湖畔で見られました。北海道の酪農風景は好 きになれませんが、こういった小さな自然やスケールの違う景 色はいいですよね。屈斜路湖の和琴半島を歩いてきましたが、 カツラの大木にはちょっと感動しましたよ。
6月19日(木)
残念ながら然別このナキウサギ、その姿を見ることはできませ んでした。鳴き声は聞こえていたのでいることは確実だったの ですが、数年前に取材にいったときのように身近なところで糞 をみることもなかったし、生活するエリアが微妙に変わってい るのか、数が減ってしまったのかもしれませんね。でも、たく さんの花が咲いていて、きれいな写真は撮れましたよ。でも、 体力の衰えを感じた然別湖行でした。夕方のフェリーで大洗に 向かいます。
6月20日(金)
さしあたってトラブルもなく無事に帰宅しました。明日はまた 東京に行かなければなりませんが・・・。それにしても北海道 の自然はスケールが違いますね。ただ広いということだけでは なく、自然の奥深さもまた桁違いです。ただ、観光地化が進ん でしまっているので、どれだけこの豊かな自然が残されていく のかわかりませんが、すばらしいところであることは確かであ あります。自然は変わるものであっても、その豊かさを失うこ とは避けたいと思います。
6月21日(土)
夏至が近いので朝も早いですね。4時に起きても空は明るくな っています。夜も7時半くらいにならないと夕焼けが撮れない 状態ですから、1日が長いです。平日は仕事があるから撮影が できないといっているあなた、ちょっと早起きすれば十分に時 間はありますよ。この時期だからこそ撮れるものもあるのです から、挑戦してみてはいかがでしょうか。
6月22日(日)
都内は花の姿がなくなったように見えますが、日比谷公園では キスゲなどが咲いていましたね。探してみればいろいろとある ものです。ちょっと朝早く歩いてみると、いい光で撮影するこ とができますね。また明日からは梅雨空に戻ってしまうようで す。今日はいい作品が撮れたのではないでしょうか。
6月23日(月)
ざっと庭を眺めてみると、北海道に行く前とはだいぶ様子が変 わっています。でも、またツツジが咲いていたりして、いつま でが春なのか分からなかったりします。でも、庭の雑草はだい ぶ伸びてしまっているので、草むしりもしなくてはいけない感 じです。これから一気に仕事を片づけて、屋久島ツアーに向け てがんばらなくては。いまから雨の中での撮影を練習しておく のもいいかもね(笑)。
6月24日(火)
久しぶりの東京日帰り。けっこうきついです(苦笑)。しかも 電車の中でもひたすら原稿書き。屋久島ツアーが終わるまでは かなり必死のスケジュールですよ。霧ヶ峰のツツジや辰野のホ タルなども撮ってみたいと思っていましたが、このままではと てもそんな余裕はできそうにありません。忙しいのはいいこと ですが、忙しすぎるのはダメですね。写真も雑になります。と いっても、これを乗り切るしかないですからね。がんばりまし ょう。
6月25日(水)
朝はすごい雨でしたが、午後からは日が射してきたりしてちょ っと落ち着かない1日でした。まだまだ原稿終わりそうにあり ません。こうしている間にも、新規の仕事も入ってきたりして ますます焦りますね。山梨に逃げれば仕事は減るかもって、ぜ んぜんもくろみ通りにいってません・・・。もう1度、北海道 へ逃亡しようかな(笑)。
6月26日(木)
河口湖のラベンダーフェスティバルに行ってみましたが、満開 のちょっと手前という感じでしたよ。種類によって咲く時期が 違うと思いますが、早咲きは満開になっていました。色の薄い 種類はこれからですね。天気は相変わらず不安定で、はっきり しろといいたい感じです。富士山の方もこの天気のおかげで見 えていないようです。こういうのは、粘るしかなですよね。
6月27日(金)
梅雨の晴れ間がのぞいていたと思ったら、夜には雨が降り始め ました。なかなか天気は思うようにいかず、難しいですね。今 日はまたもや都内での撮影。ほんとうは撮りたいものもいろい ろあるのですが、仕事しなきゃいけないというのもプロとして は仕方ないところですかね・・・。まあ、都内にも意外と花な どの咲いているところがありますが、そればかりを撮影してい るわけにもいかないですしね。
6月28日(土)
ここのところ、あまりにもフィールドに出ていないのでまた季 節感がなくなってきました。芦川の季節が他と較べるとずれて いることもあるでしょうが、毎年のサイクルにも当てはまらな い生活となっています。緑が濃くなると、雑木林などではゼフ ィルス類のきれいなシジミチョウが出てくるのですが、このあ たりではまだ見ていないです。あ〜、どうなってるんだろう?
6月29日(日)
朝の一時間ほど新宿御苑を歩いてきました。まだアジサイも残 っていましたし、ヤブカンゾウやバラなどもありましたね。た だ、蒸し暑いです。ちょっと日が射してくると汗が滲んできま すね。これで夏本番となると、かなり厳しい感じです。山梨も だいぶ湿度が高くなっていて、1日除湿器をかけていると、か なりの量の水がたまります。フィルムなんかは心配ですね。
6月30日(月)
一日、取材で撮影となりました。担当編集さんにはこちらに来 ていただき、富士五湖周辺をまわってきました。自分の撮影を するのと違って、作例を撮影する場合、編集サイドの意図にあ ったものを撮影しなければいけないので、ただ写っていればい いというわけにはいかず、なかなか苦労します。山梨は自然的 なものはたくさんありますが、都会的なものは皆無に等しいで すから(笑)。明日からはまた天気が下り坂のようですね。