2011年9月分
9月1日(木)
女満別のヒマワリ畑、いい感じで見頃となっていました。 もうひとつのヒマワリ畑はぜんぶ蕾となっていたので、ま だこれからも楽しめそうな感じでした。しかし、台風がき てしまったら、倒れてしまうのかも・・・まだ迷走してい るようですが、影響がないことを願っています。
9月2日(金)
東京へ出てきました。めちゃくちゃ蒸し暑いのは我慢でき ませんね。一日外というのは無理です(苦笑)。新宿中央 公園を歩いたら、ここは都会のなかにある雑木林のようで セミがたくさん鳴いていました。他にも虫の姿を見られな いかと思って探してみましたが、林床はすごく手入れがさ れていて、あまり他の草などが生えていないので、ほとん ど見られませんでした。暑くて動きたくなかったのかもし れませんが・・・。
9月3日(土)
都心ではセミの数がグッと少なくなりますね。さすがに 土の出ているところがなくコンクリートに囲まれていて は棲めないのでしょう。公園に植えられている花を見て いても、昆虫が少ない感じがしました。暑すぎて活動で きないのか、公園で工事をしているので棲める場所がな くなっているのかも知れません。ちょっとした場所であ っても虫にとっては大きな生活圏でしょうから、必要以 上に手入れをするのではなく、適度な空き地とか草が生 えるところも残して欲しいですね。
9月4日(日)
東京にいるときは雨に降られることはなかったのですが、戻って きたらとたんにすごい雨です。明日も一日雨が降るということで 〆切りピンチですね・・・。でも撮らないとページが白くなるそ うなので、どうにかしなければ。写真はいつでも撮れると思って いますが、さすがに暴風雨の中ではね・・・。今まで通り撮影す るときには雨が上がってくれることを願っています。
9月5日(月)
キタキツネの親子に出会いました。もうだいぶ大きくなった子ギ ツネは、顔を見るとやっぱり幼い感じ。ときどきおっぱいをねだ るものの、もう大きくなったんだからダメ!と怒られているよう でした。こういう姿を見せてもらったのは初めてで、なかなか楽 しい時間でした。これから北海道は雨がすごくなるようなので、 無事でいてくれることを願います。
9月6日(火)
オホーツク海では晴れ間が出ていたようですが、台風と熱帯 低気圧の影響で一日小雨が降る天気となりました。釧路川は いつもと違って茶色の流れとなっていたものの、水位は少し 高いくらいの感じでした。でも、さすがに生き物の姿は少な い感じがしましたが、気温は高いので蝶は活動していました ね。森の片隅ではかろうじてキツリフネが咲いていました。 そろそろ花のシーズンも終了となるので、こういった景色も 貴重ですね。
9月7日(水)
台風は過ぎ去ったようですが、十勝の方ではまだ洪水警報が 出ているようです。こちらでは朝から晴れていたので、あち こち出かけましたが、花は風で倒れてしまったところが多い ようですね。女満別のヒマワリも傾いていました。しかし、 久しぶりに夕焼けもまあまあの景色を見せてもらえました。 やっぱり晴れてくれるといいですね。
9月8日(木)
久しぶりにコッタロ展望台にあがりました。そろそろキタヨシ が黄色くなっているのも分かるかと思いましたが、もうしばら くしないとダメなようですね。この展望台も一部は木が伸びて しまって、展望がきかなくなってきています。釧路湿原周辺の 展望台、もう少し整備して欲しいものですね。これでは観光で 来た人達もガッカリしてしまいます。人が来ないと嘆く前に最 低限のサービスは準備しておいて欲しいものです。
9月9日(金)
明日は由仁町にあるゆにガーデンで撮影会があります。それに 向けて移動中です。途中、層雲峡や白金町の白髭の滝などに寄 ってちょっと撮影しながらの移動をしています。天気はどんよ りしていてあいにくだったのですが、明日は晴れてくれるよう ですね。紅葉の方はもうしばらく先のような感じです。なにし ろ気温が高いですからね・・・。銀泉台の林道も、この前の大 雨で通行止めとなっているようです。紅葉シーズンまでに復旧 するでしょうか?
9月10日(土)
ゆにガーデンのフォトセミナー、参加した皆さんお疲れさま でした。撮影した時間はそれほど長くなかったですが、花撮 影のポイント、何かしろ掴んでいただけたのではないかと思 います。来年はもっと花の多い時期での開催を予定していま すので、ぜひまた遊びに来てください。札幌近郊としては花 の種類も多い場所なので、いろいろ撮影してみると面白いと 思います。次回の開催までに傑作を撮影しておいてくれるこ とを期待しています。
9月11日(日)
紅葉の様子を確認しに、旭岳ロープウェイで中腹まであがって きました。まだ紅葉は始まったばかりで、色付いているとはい えない状態でした。先日の台風や大雨で、チングルマの穂は落 ちてしまっていましたが、エゾオヤマリンドウが見頃となって いました。ハイマツの森を静かに見ていると、冬ごもりの準備 をしているシマリスが忙しそうにハイマツの実を口に蓄えては 巣に持ち帰っていました。しかし顔の雰囲気が変わるほどたく さんのものを詰め込めるものです。なかなか楽しいひとときで したよ。
9月12日(月)
朝から雨が降っていましたが、ちょっと雨が上がったタイミング を見計らって蝶が出てきました。このクジャクチョウも翅を広げ て日光浴をしていました。今日の気温は最高でも20℃くらいなの で虫達は活動しにくくなっていますね。これで冷え込みが続くよ うになると、紅葉もどんどん進んでくれるでしょうか。セイタカ アワダチソウの勢いもなくなってきたので、ちゃんと冷えて欲し いところですね。
9月13日(火)
塘路湖の湖畔を見ていたら、トンボが産卵していました。この 写真はウスバキトンボのメスだと思いますが、撮影前には繋が っていました。もうそろそろ気温も下がってくるので、動きも 鈍くなっているように思いますが、このときだけは真剣です。 今産まれた卵も来年には同じようにここに来ているのでしょう か。来年はアカメイトトンボにも会いたいですね。
9月14日(水)
森のなかを歩いていたら、あちこちでキノコが出てきていま した。キノコはぜんぜん分からないので種類は特定できませ んが、見ていても楽しいですね。よく見ていると、キノコを 囓っている虫などもいます。虫が食べているということは、 人も食べられるということでしょうか?試してみる度胸はあ りませんが、昔の人はそんな基準で食べられるキノコを特定 していったのかもしれませんね。
9月15日(木)
卯原内にあるサンゴソウの群生地を見てきました。ニュース で聞いてはいましたが、こんなにひどい状況だとは。海側に 堤防を作って土を入れたために、そのあたりのサンゴソウは なくなってしまっていました。もともと地元の観光協会が種 を蒔いて増やしたところで、天然のものではないそうですが 今年見に来た人はガッカリしているでしょう。これも人災の ひとつでしょうか・・・
9月16日(金)
苫小牧への移動途中、先週セミナーを開催したゆにガーデン によってみました。午後からだったせいもあって風が強かっ たのですが、トンボの姿などもあっていい雰囲気でした。朝 のうちにくれば、もう少し撮りやすかったかな。明日は仙台 に上陸して周辺の様子を自分の目で見てみたいと思います。 ただ暑いというのが気がかりです・・・
9月17日(土)
仙台の被災地の様子を見てきました。松島や石巻など、北 海道に伝わってくるのとはまったく違う現状が広がってい ました。被災していない人はだいぶ生活が戻ってきている のかもしれませんが、被災した住宅はとても修復できるよ うな状況ではなく、以前のような豊かな漁村の景色に戻れ るのはいつでしょうか。半年経ったいまでさえ目を背けた くなるような状態でした。どんなことができるのか、どう したらいいのか分からないです・・・
9月18日(日)
今朝の仙台・松島はきれいな朝焼けが見られました。しか も日中は30℃を超えて真夏のような暑さとなってしまいま した。この暑さは低温に慣れた体にはこたえますね。観光 客も連休ということもあってたくさん来ていました。今年 は震災のせいで人が少ないと聞いていましたが、北海道と 比べたら充分すぎるほどに思いました。被災して困ってい る人、その近くで観光している人の姿があって、なんとも 複雑な思いが残りましたね。
9月19日(月)
久しぶりにヒガンバナを見た感じです。しっかりとお彼岸 の時期になると花を咲かせていますね。まだつぼみの方が 多かったですが、この時期赤い花は少ないので、遠くから でも目立ちます。巾着田は、この連休中たくさんの人出が あって賑わっていたのでしょうか。あんなに人がたくさん いると、出かけようとは思わなくなってしまいましたが。
9月20日(火)
仙台はけっこう強い雨が降り続いています。ただ、風がない ので雨の日の花を撮るにはとてもいい天気でした。雨に打た れたヒヨドリソウやヒガンバナは下を向いてしまっていまし たけど・・・。今夜はフェリーで苫小牧に向かいます。台風 の影響で揺れなければいいですが。
9月21日(水)
無事に北海道へ戻ってきました。帰りがけ夕張のあたりで ちょっと撮影してきました。こちらの川も9月上旬の大雨 で濁ったままで、水位こそ下がっているものの透明感のあ る流れには戻っていません。台風15号がやってきたらまた この前のような濁流に戻ってしまうでしょうね。明日は何 事もないことを願っています。
9月22日(木)
釧路湿原の方は大きな台風の影響はなかったといっていいと 思います。午後から様子を見てきましたが、釧路川の水位が 上がっているくらいでした。風は強かったので、木が折れて いたり生き物の姿が見られなかったりと、ちょっと寂しい景 色でした。このリンドウは森の片隅に咲いていて、風の影響 は受けずに済んだようです。生き物たちは無事でしょうか。
9月23日(金)
急に肌寒くなりました。Tシャツにフリースを羽織っていても 外に出るとちょっと寒く感じます。旭岳では昨日初冠雪を観測 したようですし、秋というよりも冬が迫ってきているのを感じ ます。一週間前にはキリギリスなどが元気良く鳴いていたとこ ろでも、コオロギがか細く鳴いているだけになりました。この テントウムシも、そろそろ越冬の場所を探さないといけないの ではないでしょうか。最近、あちこちに移動しているせいか季 節の移り変わりについて行けていないように思います・・・。
9月24日(土)
天気の変化が激しい状態がまだ続いていますが、大雪山の紅葉 はそろそろ見頃になっているようですね。連休でなければ飛ん でいくところなのですが、こちらでも観光客の姿が多いので、 待機中です。屈斜路湖のあたりからは虹を見ることができまし た。もう少しいい場所へと移動しようとしたら、消えてしまっ たのが残念です。明日は天気も安定してくれるでしょうか。
9月25日(日)
朝のうちは日射しがあった釧路ですが、午後には雲が広がっ てきてしまいました。湿原のあたりは花も少なくなって地味 な感じで、歩き回ってもなかなか収穫がありません。諦めて 帰ろうとしたときに、タデが紅葉しているところを見つける ことができました。まだ花もかろうじて残っていて、葉っぱ も真っ赤です。地面近くから紅葉が始まりました。
9月26日(月)
釧路湿原の紅葉もやっと始まったといえるでしょうか。 ウルシの紅葉がちょっとだけ始まっていました。他に赤 い色が見られるのはヤマブドウなのですが、見ている範 囲では、この前の台風で傷んでしまったのか、色づく前 にボロボロになっているものがほとんどです。実の方も あまりついてはいないようですね。ドングリも不作とい う情報があるので、この秋はクマさんは大変かもしれま せんね。もしかしたら会えるかな?
9月27日(火)
久しぶりに朝から快晴。秋晴れという感じでしたね。遠征 しようか悩んだのですが、写真展の準備がまだ整っていな くて出かける気になれません。午前中は準備をして午後か ら近所で撮影です。来年は年明けに2本ありますから、余 裕を持って準備をしておかなければ。釧路エリアの紅葉が 本番となる前に目処をつけておきたいですね。
9月28日(水)
久しぶりの野付半島、ススキの穂が広がってあちこちで秋晴れ の日射しに輝いていました。もうしばらく楽しめそうな感じで したね。いい場所にタンチョウでもいてくれないかと思ったの ですが、トドワラの入り口にいたやつは馬車に驚いて逃げてし まいました。海側の木は、この前の台風で潮風を浴びたせいか ほとんど葉が枯れていたのが意外でした。生き物で賑やかにな るのはもう少し先ですね。
9月29日(木)
このところキタキツネの姿をよく見ます。子育てが終わって ホッとした親ギツネと、親と別れてどうしていいのか分から ない若いキツネたちです。これからどんどん気温が下がって いくので、子ギツネにとっては試練の季節となりますね。こ の前出会った若いキツネはずっと後をついてきて、そのまま 家に連れて帰ってしまおうかと思ったほど可愛かったです。 エキノコックスの問題さえなければ、喜んで連れていくので すけどね・・・
9月30日(金)
この数日で、あちこちで秋らしい色が見られるようになって きました。地面に近いところから木の葉まで、黄色や赤がは っきりとしてきましたね。スッキリと晴れてくれたらもっと 鮮やかな色となるのでしょうけど、今日はどんよりした天気 だったので、あまりパッとしない感じでした。こちらではこ れから一ヶ月が紅葉のシーズンとなりますね。