2012年9月分


9月1日(土)

函館も朝からかなり気温が高く、北海道らしくない気候となってい
ます。これだけ暑いとさすがに体のほうがつらいですね。アサガオ
もこころなしか元気がないように見えました。まだしばらくこの暑
さが続くということなのですが、もう9月となったので落ち着いて
ほしいですね。                       





9月2日(日)

函館の駅前の周辺はあまり花が見られなくてさみしい感じがして
いました。花があるのは駅前の花壇くらいで、ほかは浜辺で見ら
れるようなセリ科の花があったくらいでした。でも、函館も津波
の被害があって海水びたしになっているんですよね。きっと塩分
が多くなって土を入れ替えなければ普通の花も咲くことができな
いのでしょうね。ただ、オオハンゴンソウとかセイタカアワダチ
ソウも見なかったので、塩をうまく使えば駆除できるかもと感じ
ました。                         





9月3日(月)

釧路に戻りました。やっぱり気温も函館よりも低くてホッとしま
すね。湿原の景色もだいぶ秋っぽくなっているところが多くなっ
ていて、湿原の黄色くなっているところも増えているように思い
ます。そうはいっても例年から考えるとまだまだ暑くて落ち着か
ない感じです。そろそろ紅葉なんかも気になる時期なのですが、
今年はどうなることでしょうか。              





9月4日(火)

朝から雨で森にとっては久しぶりのいい水分となったのではないで
しょうか。一時期はかなり土砂降りとなっていて、このまま振り続
けたらどうなるかと心配してしまいました。湿度は高めですが気温
落ち着いているのでだいぶ過ごすのが楽になりました。周りの景色
はどんどん秋が近づいている感じがします。明日も天気ははっきり
としないようですね。                    





9月5日(水)

サンゴソウで有名な卯原内の群生地を見てみました。ニュースにも
なっていましたが、今シーズンは以前のような見事な景色はとても
期待できないような状態でしたね。かなり乾燥化していて地面が見
えているところが多かったです。観光バスなども来ていたのですが
すぐに帰ってしまう人が多かったです。あの見事な群生は蘇らせる
ことができるのでしょうか・・・。              





9月6日(木)

遠出ついでに滝上渓谷に寄ってみました。いくつかの滝がある
ということでしたが、渓谷の周りに街が出来てしまっているの
で、なんか変な感じ。きっと岩は自然本来のものなのでしょう
けど、全体が作り物っぽく感じてしまいました。滝の一つは完
全にダムでしょっていうのもありましたしね。手軽に見られる
けど、もっと野性味ある滝が見たいですね。        





9月7日(金)

夕方、天気が続いているのでなんとなく摩周湖に行ってきました。
フラッと行ける距離にこういう場所があるというのはなかなか嬉し
いですよね。雲が広がってきていて太陽が隠れてしまうかもとちょ
っと心配でしたが、今日は期待を裏切ることなく、いい景色を見せ
てくれました。この前は霧で真っ白になってしまったんですよね。





9月8日(土)

今日も夕方になって出かけました。釧路側では海霧の影響が
あるかともしれないと考えていたのですが、見事に霧が湧い
てきて、あっという間に海霧に包まれてしまいました。霧が
こなければいい景色だったと思うのですが・・・。そのあと
もすぐに切り替えて場所を移動してみましたが、霧の方が早
くて間に合いませんでした。              





9月9日(日)

今日は一日雨。やっと気温も落ち着いて秋らしい気候の気配を
感じられるようになりました。放置されている牧草地のなかで
リンドウがキレイに咲いていました。なかなか大きな株で見事
でしたよ。昨日まで湿原の周辺を見ていたのですが、リンドウ
を見ることがありませんでした。牧草地も自然に返したら、ま
たたくさんの花が蘇ってくるかもしれませんね。      





9月10日(月)

今日も雨でした。これだけしっかり降っていると、湿度も急に高く
なりますね。近所のコスモス畑を見てみたら、気温は低くないので
けっこうハチがやってきて蜜を吸っていました。このミツバチは仕
事をサボっているのか随分とのんびりしていましたね。おかげでゆ
っくり撮影させてもらいました。それとも撮影して欲しかっただけ
でしょうか。西洋ミツバチなので、近くでやっている養蜂の巣から
やってきているんでしょう。                 





9月11日(火)

今年生まれたタンチョウの子供もずいぶん大きくなりましたね。
そろそろ飛べる時期になっていると思いますが、まだ親に餌をね
だっています。一緒にいられるのは来年の2月いっぱいくらいな
ので、今のうちに仲良くしておいて欲しいと思います。しかしタ
ンチョウの親は毎年子育てをしているのですから、偉いと思いま
す。ある程度成長したら突き放して自分の力で生きていかせるの
もひとつのありかたですよね。               





9月12日(水)

朝はすごい土砂降りでした。標茶高校は休校になったようですし
帯広・釧路間の特急は運休となっていたようです。一日降ってい
たらどうなるか心配でしたが、早い時間に上がってくれてひと安
心です。川の方はだいぶ水がにごりましたが、湧水のところはき
れいなままでした。しかし相変わらず暑いですね。もうすこし気
温が下がってくれないと、紅葉しないうちに枯れてしまうのでは
と心配になります。                    





9月13日(木)

オホーツク海側のサンゴソウ、色付きが遅れている感じです。もう
見頃になっていると思ったのですが、この前とあまり変わらず。こ
のところずっと気温が高いので、色付きも進まないのでしょうか。
フラミンゴの様子を見ようと思って行ってみれば緊急の道路工事で
入れないし、鉢には刺されるし、ついてない一日でした。    





9月14日(金)

どうなってしまったのでしょう、この気温が高いのは。朝は旭岳ロー
プウェイに乗ってきましたが、この時期でありながら気温が15℃。ふ
つうなら氷点下に近い気温で霜が降りていることもあるというのに。
紅葉の見頃はいつごろと聞いてみたら、再来週くらいかな・・・と。
そのころになったら急に雪が降って、まったく紅葉を見れないという
状態にならないことを願っています。そういえば、富士山では初冠雪
らしいですね。                        





9月15日(土)

朝は摩周湖へ出かけました。家を出てからは霧雨が降っていたの
ですが、上に行くと快晴でした。もう少し雲があればいいかなと
贅沢なことを考えながら撮影していました。そろそろ秋らしい景
色になってくれるかと思うのですが、まだ暑いですね。このあと
は台風の影響も心配です。まさか北海道まで北上することはない
と思いますが、気になりますね。              





9月16日(日)

森の中でキノコが出ていました。このところ雨が降っていたので
その影響があったのか、たくさんありました。こういった赤いキ
ノコを見つけると秋っぽい感じがしますね。今シーズンは秋の到
来が遅いように思いますが、自然はきちんと季節が移り変わって
いることを分かっているようです。この雨がひと段落したら秋の
気候になってくれることでしょうか。            





9月17日(月)

チョウセンゴミシの実が赤く色づいてきました。まだ紅葉は始ま
っていないので、森の中でかなり目立ちます。強壮剤として漢方
の生薬として使われているみたいですね。今度種をとってきて家
の周りでも栽培してみるのもいいかもしれないですね。天然のホ
ップなどもあって、北海道の植物は面白いです。       





9月18日(火)

オホーツク海側の天気が安定しているようなので、遠征にでかけて
います。サンゴソウの方は色付きはイマイチといった感じで、先日
の雨と高温できれいではない感じでした。大雪山の紅葉と同じくら
いが見頃なので、これから色づいてくれるのでしょうか。キムアネ
ップ岬にはたくさんのアオサギが集まっていましたよ。     





9月19日(水)

朝はとてもいい朝焼けを見ることができました。このあともっと
真っ赤に色づいて、まさにイメージしていた通り。紅葉が遅れて
いるので、秋らしいイメージがなかなか見られないのですが、い
い景色に出会うと、まあいいかと思えます。日中は蒸し暑くなっ
て大変でしたが、たまにこういうのもいいですよね。     





9月20日(木)

今日も走り回っていました。このところ連日コンスタントに
300kmくらい走っていますね。北海道は信号が少ないのであま
り苦にはなりませんが、秋の交通安全運動が始まるので、気
を付けないといけませんね。いい景色を撮影できたとしても
取締に引っかかったりしたらつまらないですから。ただ、道
内は異常に飛ばす人も多いので、きちんと取締することも必
要だと思います。                   





9月21日(金)

今朝は快晴でいい天気でした。晴れてくれるのもいいですが、ちょっ
とくらい雲があったほうが撮影にはいいんですよね。太陽がギラギラ
していると肉眼で見ているような感じにはなかなか撮影することがで
きないんです。これが写真の面白さや難しさなので、そういうものと
割り切って撮影するのが一番ですね。肉眼と違う写り方をすることが
写真らしさとも言えるのですから。               





9月22日(土)

今朝はやっと低い放射霧らしいものが出てくれて釧路湿原ら
しい景色となりました。タンチョウの鳴き合う声も響いてき
て、とてもいい雰囲気でした。気温も秋らしくなってきたの
で、しばらくは放射霧を楽しめるのではないでしょうか。こ
れからは紅葉も一気に進むでしょうから、本格的に秋の景色
となっていきますね。                 





9月23日(日)

今朝も霧がびっしりと立ち込めて幻想的というより真っ白な感
じでした。おかげで朝日は見ることができませんでしたね。で
も森の中でエゾリスがクルミを齧る音が聞こえるようになりま
した。姿が見えなくても、その存在が感じられるだけでもうれ
しいですね。そろそろ観光シーズンもひと段落なので湿原の方
も静かになってくれるかな。               





9月24日(月)

森の中を歩いてみたら、まだ紅葉などにはほど早く、モミジも
新緑のような雰囲気でした。あたらしい葉が出てきているとこ
ろもあって、自然の方も迷っている感じですね。といっても北
海道では半年が冬なのですから、この緑も貴重なもの。秋の訪
れが遅れる分冬もゆっくり来てくれるのならありがたいのかも
しれませんね。                     





9月25日(火)

森の中で赤いキノコが出てきていました。なんとなく秋っぽい
感じがしますね。紅葉はだいぶ遅れているようですが、ほかの
部分では例年どおりに季節は変わっているように感じます。ま
さか暦を見ながら動いているわけではないと思いますが、体内
時計が正確なのでしょうか。               





9月26日(水)

大雪山の銀泉台へ行って紅葉の様子を見てきました。まだというか
黄色と茶色ばかりで期待の赤はほとんど見られませんでした。この
調子だと赤くならずに終わってしまう可能性もありますね。もう一
度行くべきか悩みます。でも、今日はナキウサギやシマリスの姿を
たくさん見られて楽しかったです。でも、ナキウサギってウサギよ
りもネズミって感じですよね。                





9月27日(木)

雲の切れ間から綺麗な光が射し込んでいました。しばらくこの場所
で景色が変わっていくのを眺めていました。どんよりしてしまって
何も景色は撮れないかなと思っていたのですが、太陽はなくなって
しまったわけではないので、どこかで姿を見せてくれるのですね。
ボーッとしている姿が珍しかったのか、キタキツネが撮影している
様子を見に来ていましたよ。                 





9月28日(金)

台風が接近しているようですね。しかも2つも。今朝は無事に飛行
機も飛んでくれたのでよかったです。このあとも大きな影響がない
いいのですが。そろそろ給餌場のあたりに集まってきたタンチョウ
の姿を見られるようになりました。畑の方はだいぶ刈り取りが終わ
っていますが、悪さをしないでくれるといいですね。害鳥なんて呼
ようになったら困りますから。                





9月29日(土)

東京はまだ秋の気配にはほど早いという感じですね。このところ暑
かったせいなのか、彼岸花の開花も遅れているということです。都
内の公園でもやっと芽を出したばかりでした。この台風で気温が下
がれば元気になってきれいな花を咲かせてくれることでしょうか。
でもうろうろしていたらカネタタキの声がしてきました。ちょっと
は秋も近づいているようです。姿見られてうれしかったですね。 





9月30日(日)

台風の接近している大阪。ペンタックスK−5Uトークライブのイ
も無事に終了しました。イベントの前に周辺をフラフラと撮影して
みました。大阪は東京ほど開発されても自然との距離が近いという
か大切さを忘れていない場所といった感じがしました。人間本来の
暖かさというのでしょうか。この天気にもかかわらずイベントに足
を運んでくれた皆さんに感謝します。ありがとうございました。