2013年3月分
3月1日(金)
午後から雪となりました。吹雪くという予報だったので
雪が降り始めたときは心配したのですが、それほどでも
なくいい雰囲気の景色になりました。ただ、明日の朝は
心配ですね。このタンチョウは木の上を眺めていました
が、何があったのでしょうか。
3月2日(土)
午後から風が強くなり、夜はすごい風雪となりました。
日中は新雪のおかげで森の中は美しい雪景色となってく
れました。足跡や枝に積もった雪が落ちて雪面がでこぼ
こになる前にこの景色に出会えたことが嬉しいですね。
本当は摩周湖に上がりたかったのですが、今日は一日通
行止めのままでした。明日もダメかな・・・
3月3日(日)
夕方、湿原でエゾシカと話をしてきました。いつもなら人の
姿を見るだけで逃げ出してしまうエゾシカのオスがしばらく
雑談に付き合ってくれました。距離にして2mほど。今度の
吹雪は大変だったと言っていました。・いつもこんな出会い
があるとうれしいのですが、難しいですね。明日はどんな景
色と出会えることでしょうか。
3月4日(月)
吹雪が通り過ぎて、穏やかで暖かい一日となりました。
鳥たちの姿を見ていたら、シマエナガが羽繕いをしなが
ら日向ぼっこしていました。よく見ると羽がぼろぼろ。
こんな小さな体でよく嵐を乗り越えたなと思います。こ
の場所で見られたカワセミは確認できませんでした。無
事でいてくれたらいいのですが。
3月5日(火)
朝は部分的にいい感じに焼けていたのですが、摩周湖ではま
だ太陽の位置がよくないですね。でも、下の方は霧につつま
れていてなかなか幻想的でした。ここに朝日が射し込めばす
ごい景色になったのですが・・・雲が出てきてすっきりとは
晴れてくれませんでした。やっと上がれた摩周湖でしたが、
思い通りには行きませんね。
3月6日(水)
春がやってきてだんだんタンチョウの数が少なくなって
きた伊藤サンクチュアリ。日中はハクチョウがたくさん
やってきて占拠していることが多くなりました。今日は
マガモもやってきて餌を食べていましたね。そろそろ南
からわたってくる鳥たちも姿を見せる時期でしょうか。
気温も上がり、雪解けも進んでいますね。
3月7日(木)
日増しに日の出の時間が早くなってきていますね。もう
少し早く起きればいいのですが、気が付いたときには空
が色づいているということも多くなってきました。季節
の変わり目となる春や秋は空が色づくことが多いですよ
ね。荒れた天気は勘弁ですが、微妙に崩れるくらいだと
こんな景色が楽しめるので、しばらく期待してみたいと
思います。
3月8日(金)
ヤナギの穂がだいぶ広がってきました。色が赤くなったり
黄色くなってきたものもあるので、開花しているものもあ
るのかもしれません。昨年と比べてもかなり雪が多いので
開花は遅れ気味かもしれません。真っ赤な夕日と撮影した
いと思っていましたが、このあとすぐに雲に隠れてしまい
ました。まだこれからいい景色が見られるチャンスもあり
ますね。週末は荒れなければいいですが・・・
3月9日(土)
今日は見事に荒れてくれましたね。羅臼で船に乗るつもり
でいたのですが、風が強くて欠航になってしまいました。
そのまま帰るのは癪なので、マッカウス洞窟で氷柱を撮影
してきました。気温が上がったので溶けてしまっているか
もと思いましたが、まだ大丈夫でした。この冬は寒かった
ので、大きな氷がたくさんできていたのでしょうね。
3月10日(日)
昨日ほどではなかったですが、一時的に吹雪いていました
ね。ちょうど吹雪いているときに出かけていたら普段とは
違った景色が見られました。もっとも遠景などは真っ白で
なにも見えないのですけどね。さすがに前回のことがあっ
たせいか、外出している人は少なかったように思います。
夕方には青空も見えてきて、明日は冷え込みが激しくなる
そうで、明朝はいい景色が見られると期待しています。
3月11日(月)
湿原の周辺でフクジュソウが出てきました。昨年と比べる
とちょっと遅い感じです。この冬は何しろ寒かったですか
らね。やっと地面が溶けてきて頭を出せるようになったと
いうところでしょうか。これから気温が上がれば美しい姿
で春を感じさせてくれることでしょう。たくさん咲いたと
きにかるく雪が降ってくれるとうれしいですね。
3月12日(火)
今朝は冷え込んでいた川湯近くの美幌峠に上がりました。
川湯でマイナス20℃以下だったので、すごい景色になるか
と期待しましたが、まあこんなものです。ここでサンピラ
ーとかダイヤモンドダストとか見たかったな・・・。その
後は網走に行って流氷を見てきました。日の出に染まる流
氷はきれいだろうな。
3月13日(水)
湿原にアオサギの群れがやってきました。これまでは冬も
姿を見ることがありましたが、この冬は寒かったのでどこ
かに移動していたようです。アオサギがやって来たという
ことは湖面が融けるのももうすぐでしょうね。近くのカラ
マツ林にコロニーを作ってこれから営巣、子育てとなりま
す。どんどん湿原が賑やかになりますね。
3月14日(木)
森のなかでオオウバユリの種を落として枯れてしまった姿
がありました。この冬は吹雪いたりしていましたが、森の
なかでは風が当たらずに倒れることなくいままで残ってい
たのでしょうね。種の入っていたサヤのような部分は光が
当たると輝くように見えてとてもキレイでした。この森に
散らばった種が実を付けるようになるのはいつでしょう。
3月15日(金)
東京は暖かいですね。もうシダレザクラが咲き始めてい
ました。ことしはかなり桜の開花が早いみたいで、ちょ
っとビックリしています。このままの勢いなら、ソメイ
ヨシノも今月中には満開になってしまうのではないでし
ょうか。いずれにしても桜が咲く姿を見るとうれしくな
るのは日本人だからでしょうかね。
3月16日(土)
ハクモクレンが満開になっているところがありました。 すべてではなく限られた木なので、日当たりがいいとか なにか条件が揃っているのでしょう。よく見ていると、 メジロがやって来て花の蜜を吸っているのか集まってき ていました。こういう景色を見ると、春を感じますね。
3月17日(日)
東京から帰る前に日比谷公園を一回り。ヒカンザクラのほ かオオカンザクラなどが満開。ソメイヨシノは咲き始めだ ったり三分咲きくらいまで開花が進んでいるものもありま した。北海道に住んでいるとこういう色のある景色はとて もうれしいです。今年の満開はかなり早い予報が出ている ので、北海道の桜も早くなってきたらいいですね。
3月18日(月)
曇天ですっきりしないので鳥を見に行ってきました。 すこしずつ春の鳥もやってきているようですが、なか なか撮らせてもらえません。そういえば、もう巣作り も始まっていますね。確実に自然の方は春になってき ているようです。そろそろ熊も目覚めてくる頃でしょ うか。シカの亡骸を見に行くこともあるので、鉢合わ せはしたくないですね。
3月19日(火)
今朝の摩周湖、雲海に包まれてとても幻想的な景色となり ました。低いところに雲が出ていたので色づくのは遅かっ たのですが、雲が出なければもっときれいな景色になって いたのでしょうね。今日はいろいろな景色を楽しむことが できました。でも、ガソリンが安くなるか新しいエネルギ ーが見つかるとうれしいですね。
3月20日(水)
昨日は暖かかったのですが、今日は冷えこんで氷点下の朝と なりました。雪が溶けて来たのでまた氷の姿を見られるよう になりました。雪よりはいろいろな形を見せてくれるので、 意外と面白いですね。風景的には大きな変化が少ない時期な となってきましたが、視点を変えてみると被写体にはこと欠 かないですね。
3月21日(木)
今日は湿原にやってきたモズの姿を撮影しました。少しずつ 春らしい生き物の姿を見られるようになってきています。寒 い冬だったので、いつもの鳥がやってこなかったこともあっ て季節を感じられる生き物の姿を見られるとうれしいです。 私にとっては新しい世界だけに楽しみながらレベルアップし ていきたいと思いますね。
3月22日(金)
久しぶりに知床で流氷の海に沈む夕日を楽しみました。今 シーズンは比較的大きな氷が来ていたようで、コンディシ ョンもよくいい景色でした。ただ沖の方はだいぶ開いてき ているようで、南風が吹いてきたらあっという間に海開け となると思います。ここにも春が来ていましたね。
3月23日(土)
ウトロの知床五胡手前にある岩尾別川のあたりでエゾシカ の駆除を頻繁にやっているせいで、生き物の姿が少ないよ うに感じます。たまたまキタキツネが現れてくれましたが こいつも餌をもらっているらしく、車の姿を見ると近づい て行っていました。大型バスの来ない場所なので、誰が餌 をあげているのでしょうか・・・。
3月24日(日)
オホーツク海側にもたくさんのオオヒシクイがやってきて いました。渡り鳥の北帰行が始まりましたね。そういえば 斜里の近くでタンチョウの姿もありました。牧場にいたの でこれも自然に暮らしているのではなく、人に依存してい るニュータイプでしょうか。このところ急激に野生動物? の行動が変わってきていますね。これも人間のせいなので しょうね・・・
3月25日(月)
気温が上がってきたせいで、湖面の氷が融け始めた感じ ですね。これから摩周湖や屈斜路湖は湖面が面白くなる ように思います。こういった景色は眺められる場所が限 られてしまうので、どれだけ視点を変えられるかが勝負 です。いろいろ見に行きたいところがありますが、まめ に摩周湖も見に行きたいと思います。
3月26日(火)
この冬はぜんぜん見られなかったヤマセミの姿をやっと 見ることができました。寒くて川などは凍りついている ところが多かったので、どこかに移動していたのでしょ うか。ここからいなくなってしまったのではなくてよか ったです。春になっていろいろな鳥の姿が見られるよう になった感じです。私が気が付いていなかっただけかも しれないですけどね。
3月27日(水)
だいぶ気温が上がってきたので、屈斜路湖の氷がどうな っているかと思って見に行きましたが、微妙に融けてい たくらいで大きな変化はありませんでした。それでも日 ごとに雪が融けている様子が感じられて、いままでにな く春がやってきていることが実感できます。雪解けにと もなって畑にハクチョウがやってきている姿もみられる ようになってきましたよ。
3月28日(木)
珍しく一日中霧が立ち込めた天気となりました。釧路湿原 は霧が多いところですが、せいぜい午前中でまる一日とい うのはめったにありません。景色は幻想的で面白いものの 遠景が撮れなくなるので、一長一短ですね。湿原では雪面 が融けてきたためにたくさんのエゾシカが見られるように なりました。これから雪解けで水位が上がってくるので、 それまでの間はあちこちで姿を見られるものと思います。 このエゾシカの子は目の周りだけ白くてかわいいですね。
3月29日(金)
今日はあちこちでタンチョウの姿を見かけました。春 になったので自分の営巣地に戻っているのだと思いま すが、雪が多くて営巣にはいたらないという感じなの でしょうか。やっぱりタンチョウは自然環境のなかで 見るのがいちばんですね。かわいい雛が見られるのは いつになるでしょうか。
3月30日(土)
午後から本格的な雪となりました。いつもこの時期には春の 嵐があるのですが、すでに嵐が何度も来ているのでその代わ りとなるのでしょうか。北側のほうでは木も真っ白になって また冬に戻ったような景色となりました。もうそろそろ雪は いいかなという感じです(笑)。この湿った雪のおかげでま た雪解けが進みますね。
3月31日(日)
昨夜の雪と適度な湿り気、朝の冷え込みでいい景色となりました。 摩周湖は、真冬にこんな感じになっているときは吹雪いた後で通行 止めになっていることが多いので、春先のほうが狙い目なのかもし れませんね。雪が降ったおかけで融けかけていた湖面はまた真平ら な雪原になってしまいました。水面が見られるようになるのは、も うすこし先になりそうですね。