2013年6月分


6月1日(土)

東京は暖かいを通り越して暑いですね。朝の8時ごろちょっと
撮影をしましたが、それでも汗ばんできました。湿度は低いよ
うだったので、体が慣れれば心地よい気温だったと思います。
いつもながら思うことですが、都内の公園は一部を除けば整備
しすぎていて見た目は清潔ですが、無機質な感じがします。も
うちょっと放りっぱなしのところがあってもいいと思うのです
が・・・                        


6月2日(日)

東京から戻ってくるとシトシトと雨が降っていました。
タンチョウの雛はさすがに寒いのか、お母さんの羽のな
かで暖をとっていました。天然の羽毛ですから、当然暖
かいでしょうね。もう少しすると、羽のなかに収まらな
くなってきますね。立派に育って欲しいものです。  


6月3日(月)

5月いっぱい通行止めとなっていた林道が開放されたので、
様子を見に行きました。この冬は雪が多かったり風の強い日
が続いていて、倒木が目立ちました。がけ崩れのところもあ
って、あまり林道には入らないほうがいい雰囲気でしたね。
でも、このコサメビタキがたくさんいてにぎやかでした。気
温が一桁とまた寒くなっていて、撮影していると手がかじか
んでくるほどでした。どうしちゃったのかな・・・    


6月4日(火)

日中、少しですが日差しが出てくれました。トンボやチョウなど
の姿も見られるようになって、やはり季節は進んでいることは間
違いないようですが、またもや寒い一日でした。いまだに冬物を
しまうことができませんから・・・。サクラも終わったので、こ
れからは忙しくなりますね。ちょうどキャンピングカーも車検か
ら帰ってきたので、なるべく外にいるようにしたいです。   


6月5日(水)

久しぶりに恩根内の木道を歩いてみました。だいぶ緑が増
えていて、トンボの姿が多かったですね。鳥のさえずりも
聞こえていて、日差しがあると心地よい散歩ができます。
もうミツガシワもけっこう咲いていて、季節においていか
れたような感じがしました。北海道で緑が楽しめる時期は
短いので、晴れの日が続いてくれるとうれしいです。  


6月6日(木)

春になって鳥たちは忙しくなっていますよね。アカゲラも子育て
真っ最中で雛に餌を運ぶのに飛び回っていました。この時期にど
れだけ食べさせてあげられるかで、これからの生活力が違ってく
るのですから、必死ですよね。十分な生活力なければ、待ってい
るものは死なのですから・・・。生きるために食べる。これが命
の本質ですよね。                     


6月7日(金)

スズランの群生地を見てきました。たくさん咲いているのですが
スズランは背が低いので撮影するのは難しいですね。この場所も
雑草が生えてくるとスズランが隠れてしまうので、姿が見えなく
なったしまうのです。本州でも群生地はありましたが、花は見え
なくなってしまっているところが多かったですね。でも、甘い香
りが漂っていて、いい雰囲気でしたよ。           


6月8日(土)

今年もこういう姿を見られるようになりました。ずっと寒
かったので心配していましたが、子ギツネの元気な姿を見
ることができました。暖かくなったので、これからは安心
してのびのび育つことができるでしょうね。少し大きくな
った娘を連れて行ったら、静かに見ることができるように
なっていました。今この地で体感できることを少しでも増
やしてあげたいと思います。             


6月9日(日)

快晴でとても気持ちのいい一日でした。緑もだいぶ深く
なってきて、釧路川の流れも透明度が高くすばらしい色
でした。こんな日にカヌーを出したら気持ちよかったで
しょうね。この天気がしばらく続いてくれることを期待
したいです。しかし、気が付けば日の出の時間、早くな
りましたね・・・。                


6月10日(月)

今朝は早起きして峠に上がってきました。まあまあ期待通りの
景色になってくれたのでよかったです。雲海が出るときは、下
の世界は曇天のような天気になるので判断が難しいのです。い
ままでは天気が安定しなかったので朝の撮影はつい敬遠してい
ましたが、これからは楽しめそうですね。でも2時に起きない
と間に合わないので厳しいです・・・           


6月11日(火)

今日も早起きして摩周湖へ。頑張った甲斐があってすばらしい
景色をたくさん楽しむことができました。朝日に照らされる雲
海や滝霧、白い虹などなど。こんなに収穫のある日は滅多にな
いと思います。これで今年の運を使い果たしたなんてことにな
らなければいいですけどね・・・             


6月12日(水)

やっとバンビに出会うことができました。産まれてから日数
はたっているようで、元気に駆け回っていました。産まれた
ばかりだと、歩くのもやっとという姿を見ることもあります
が、この子は元気でした。でも、お母さんが食事に行くので
すぐに笹薮のなかに隠れてしまいました。こんなシーンも見
られて楽しかったです。                


6月13日(木)

釧路のあたりだけが曇っている感じで、ここだけ季節感が
とまっていますね。でも、花はどんどん咲いていて、気が
つくといろいろな花が見られるようになっていますね。そ
のぶん小鳥の姿は木の葉が茂ってきたので見つけにくくな
ってきました。今日はベニマシコが近くまで来て、かわい
い姿を見せてくれたのがうれしかったです。      


6月14日(金)

暖かくならないのでぜんぜん足を運んでいなかったのですが、
釧路湿原の中でもたくさんの花が咲き始めていました。ヒオウ
ギアヤメやスカシユリ、エゾカンゾウなどを見ることができま
した。油断していて見逃してしまうところでした。こうなると
海沿いの原生花園も見ごろになってきていることでしょう。き
れいな花景色を見に行きたいですね。           


6月15日(土)

札幌の朝は雨でした。いろいろな花が咲いていてこちらでも
初夏が来たという雰囲気になっています。もうすでにライラ
ックは終わっていて、このキショウブもピークを過ぎた感じ
でした。やはり釧路と比べると札幌の方が季節が早いです。
仕事できているのでなければ、いろいろ見に行きたいところ
もあるのですが・・・                 


6月16日(日)

今日も一日札幌で仕事です。その前に道庁前の公園で撮影
をしました。狭い範囲なのですが、意外といろいろ撮影で
きて面白い場所ですね。2日続けて撮影していても、違う
被写体を発見できます。今日はツツジの花が散っている様
子がきれいでした。                 


6月17日(月)

あちこちで子供たちのかわいい姿を見られるようになっ
て来ています。釧路のあたりは気温があまり上がらない
のでちょっとかわいそうな感じもしますが、この先もし
ばらくは寒いようですね・・・。現場でつまらないこと
があったので、かわいいキツネの姿に癒されてました。
人間は怖いですね。                


6月18日(火)

またシトシトと雨が降る天気に戻ってしまいました。湿原の
花も青空と一緒に撮影できればいっそう初夏らしい元気な姿
をお見せできるのですが、あまり期待できないようです。で
も雨が降っていると、砂利道では砂埃が舞い上がらないので
植物は喜んでいるかもしれません。釧路の夏はいつ来てくれ
るのでしょうか。                   


6月19日(水)

森のなかでクリンソウが見頃になってきています。今シーズン
は雪が多かったために開花が遅れて他の草に負けているという
話ですね。今週末から週明けくらいまでは楽しめるでしょう。
しかし、ちょっと日差しが出てくると、とたんにブヨなどが出
てきて大変でした。北海道の夏はなかなか厳しいです。   


6月20日(木)

北海道らしい群生が見られる時期になりましたね。いまでは
限られたところでしかこのような景色が見られなくなってし
まいましたが、昔はどこでもこんな感じだったのだと思いま
す。日本は人口も減っているようですし、いままで使わせて
もらってきた土地もそろそろ自然に返してもいいのではと思
います。贅沢はできなくても毎日衣食住が確保されていれば
それ以上は望まなくてもいいと思うのですが・・・    


6月21日(金)

いつも身近に声を聞いているカッコーですが、かなり敏感でぜん
ぜん撮影させてもらえなかったのですが、やっと撮ることができ
ました。野鳥の専門家からすればまだまだだと思いますが、撮ら
せてもらえたことがうれしいです。すべての自然の姿を捉えよう
とすると、いつになったら終わるのでしょうか。自然は分かって
いるようで奥が深いですからね。              


6月22日(土)

日差しが出てくると、あちこちでにぎやかな鳴き声が聞こえて
きます。正体はこのエゾハルゼミです。いっせいに鳴き出すと
森のなかはセミの声で包まれてしまいます。でも、気温はそれ
ほどではないのですよね・・・。寒いのに周りの雰囲気は夏と
いった変な感じです。本当の夏が来るのはいつでしょうか? 


6月23日(日)

今日も仕事で札幌です。道庁前の広場では、スイレンがきれいに
咲いていますね。先週はたくさん舞っていたポプラの種もだいぶ
すくなくなり、夏らしい雰囲気になってきました。釧路の方とは
だいぶ気候が違いますね。そういばこの時期は観光客も多く、ホ
テルもまったく空いていないような状態になっています。観光シ
ーズンのピークになりましたね。              


6月24日(月)

知床峠、まだ雪が残っているところがありますね。この雪が
ある程度融けないと夜間通行止めとなるようです。残雪と新
緑がきれいですが、早く夜も峠に上がれるようになるといい
ですね。朝はけっこう雲海が見られてきれいなんです。しか
し相変わらず寒かった・・・。このまま夏は来ないのではと
思ってしまいますね。                 


6月25日(火)

ワタスゲが見頃になってきました。風にゆらゆらと揺れている
姿を見ていると、心が安らぎますね。ワタスゲって花ではなく
種を見ているんですよね。タンポポだと花が終わって穂を見て
いるようなものです。花は地味な色なので目立たないのですが
穂が真っ白で湿原を華やかにしてくれます。一面白い穂が揺れ
る景色をぜひ見て欲しいものです。            


6月26日(水)

気温は15℃程度までしか上がらないのですが、モンカゲロウの
姿が多かったです。自然はしっかり季節を進めているようです
ね。鳥さんの姿を探してうろうろしていましたが、寒すぎてジ
ッとしていたようです。もう7月が目前というのに、どうして
しまったのでしょうか。いまだフリースが手放せません・・・


6月27日(木)

川湯・硫黄山のエゾイソツツジも満開になっています。本当は青空
の下で撮影したかったのですが、晴れませんね・・・。今日は最高
気温が9.6℃と10℃に届きませんでした。どうりで寒いわけです。
このつつじが原もだいぶシラカバが大きくなって来ていて、十年く
らいすると大きく景色が変わってきそうですね。人間は自然が変わ
るのを嫌いますが、この景色はどうなっていくことでしょうか。 


6月28日(金)

コウリンタンポポがあちこちで咲いています。この花は外来種
なのですが、北海道ではあちこちで見られ、本州では少ないの
で特有の花と思われていますね。私もはじめはそう思っていま
した。今日は朝からあちこちを走り回ったのに収穫もなく疲れ
ました。明日こそは実りある日であることを願っています。 


6月29日(土)

センダイハギがきれいに咲いていました。久しぶりに青空が
広がってくれましたが、木陰にはいったりすると寒く感じる
ような気温で、歩いていてもフリースを着ていてちょうどよ
かったです。それでも光が射し込んで青空が見えるとうれし
いですね。この夏はもう少し晴れ間が続いてくれることを願
っています。                     


6月30日(日)

今朝の摩周湖はとてもきれいでした。もう少し遠くの峠に行こう
と思っていましたが、出遅れました・・・。それでも湖面には霧
が漂い、いい雰囲気の景色を楽しめました。今年は晴天率が低い
ので貴重な景色といえるでしょうか。この夏、あと何度朝日を見
ることができるでしょうか。青空がないと海も湖も地味になって
しまいますからね。