2014年7月分
7月1日(火)
アヤメが見頃になってきているというので見に行ってきました。今年は咲き はじめがはやかったようで、一番花が終わっていて、早いところはピーク過 ぎという感じでした。まだこれからのところもありますが、比較的花の数も 多くてよかったと思います。海霧がかかっていて幻想的だったのもよかった です。明日はまた違う雰囲気になっているんでしょうね。
7月2日(水)
霧多布湿原のエゾカンゾウがピークになっていました。エゾシカの食害で ほとんど見られないような状態になっていたのですが、電柵を作ったこと でだいぶ復活したようです。もう一面に咲くような姿は見られないと思っ ていたので、うれしかったですね。このなかにタンチョウでも降りてきて くれればと思いますが、難しいでしょうね(笑)
7月3日(木)
時期的には夏なのですが、こちらは気温も低くて夏という感じがしません。 今日も時おり小雨が降って、肌寒い天気でした。このヒゲナガハナバチも気 温が低いせいであまり活発に動けずに、いいモデルになってくれました。釧 路は霧が多いところですが、せめて午後からでもカラッと夏らしく晴れて欲 しいと思います。
7月4日(金)
湿原のなかを歩いてみましたが、気温が低すぎてほとんど生き物が動いてい ませんでした。広いところを歩いてきてこの時期にトンボがこのエゾトンボ 1匹しか出会えなかったというのはどうしたのでしょう? イトトンボさえ 見られなかったですから・・・。クワガタなども出てきている時期なのです が、出会えなくて残念。暖かくなってくれないかな。
7月5日(土)
今日もエゾカンゾウ(ニッコウキスゲ)の群生を見てきました。しばらく ボーっとしていると、遥かかなたを歩くタンチョウの姿がありました。超 望遠レンズでもこの程度で陽炎が出ていてすっきりとは写せませんが、真 昼の夢を見ている感じでいいかなと思いました。このときは暖かくて気持 ちよかったのですが、雲が出て陽射しがさえぎられると、びっくりするほ ど寒くなりました。
7月6日(日)
今日も日中は青空が広がって短い時間でしたけれど摩周ブルーを楽しむこと ができました。最近、朝は霧の中ということが多いみたいですが、日中は晴 れ間もありますね。空が青くないと本当の摩周ブルーを見ることができない ので、今日はラッキーでした。展望台で話をした観光客の人は、霧の摩周湖 が見たいといっていたので、早朝にあがってみることを進めました。もっと も霧が濃いときは、一日真っ白ですけどね・・・
7月7日(月)
七夕ですが、そんな天気ではないですね。残念ながら雲が多くて星を見ること もできません。このあとも台風の影響ですっきりとしないようです。森を歩い てみると、巣立ちを下ばかりの子供をつれた小鳥たちの姿が多く見られます。 この台風も、無事に乗り切って欲しいものです。沖縄の方々、慣れていると思 いますが、気をつけてくださいね。
7月8日(火)
沖縄の台風は大変なようですね。こちらは曇天の予報でしたが、晴れ間も 広がり撮影日和となりました。この写真は白い霧が立ち上がり始めたとこ ろ。最後までは見られませんでしたが、なかなか面白いところを見られま した。この他にもいい写真を捕らせてもらうことができましたが、それは いずれお見せできるときが来ると思います。
7月9日(水)
海にハトの姿を見に行きました。霧雨が降ったりして微妙な天気でしたが、 無事に姿を確認できてよかったです。晴れていると日中は超望遠レンズでな かなかピントが出ないのです、ある意味天候に恵まれたともいえますね。晴 れていれば水面が青くてきれいになるはずなので、また挑戦してみたいと思 います。
7月10日(木)
台風が近づいていますね。沖縄はかなり大変だったようですが、北海道は どうなるでしょう。朝、撮影に出たときはあまり生き物の姿が見られなか ったので、もしかすると大雨になるのを察知しているのかなと心配になり ました。あまり生き物が見られなかったですが、一足早く色づいている葉 をみつけました。春モミジみたいなものでしょうか。
7月11日(金)
新宿御苑でゴマダラチョウの姿を見ることができました。幼虫は何年も 前から見ていたのですが、しっかりと成虫を確認したのははじめてかも しれません。生き物を見るのはあわてることなく時間をかけることで分 かるものが多いですね。東京は暑いですが、いい出会いがあって暑さも 忘れる時間があったことがうれしいですね。
7月12日(土)
都内でミツバチの姿を見たのも久しぶりかもしれません。最近は手入れを しすぎている公園が多くなったので、昆虫の姿も少なくなったように思い ます。あとは暑いのも影響しているのでしょうか。まだ気温がピークにな る前でしたが、十分すぎるくらい蒸し暑かったです。この気温だと長時間 外には出ていられないです・・・。
7月13日(日)
東京に出たとき恒例の日比谷公園で、コムラサキの姿を見ました。いままで 10年以上行っていますが、初めてですね。でも、考えてみるとお堀のあたり には食草のヤナギがたくさんありますし、いても不思議ではないのですね。 そろそろ釧路のあたりでもコムラサキが出てきているでしょうか。今度探し て見たいと思います。今回の上京は、いままで見ていなかった虫たちの姿を 見られて面白かったですね。
7月14日(月)
645Zでの撮影を本格的にはじめました。ファインダーも見やすいし、じ っくり景色と対峙する面白さは、中判カメラならではですね。必然的にシャ ッターを押す回数も減って、緊張感も高まります。その分、写真の中に気持 ちもしっかり写りこんでくれるように思います。フィルムのときのように心 をこめて撮ることをあらためて思い出しました。
7月15日(火)
見頃になっているというので、富良野のラベンダーを見に行きました。メッカ でもあるファーム冨田では、ついに三脚禁止になってしまいましたね。あれだ けたくさんの人が訪れているなか三脚を使うと迷惑になるので、当然なのかも しれません。でも、撮影する側が一般の観光客にも気を使っていれば避けられ たかもしれませんね・・・。カメラ人口は増えたけれど、マナーが悪くなった といわれないようにしたいものです。
7月16日(水)
ロープウェイに乗って旭岳の姿見の池周辺を歩いてきました。天気の方は 期待したような改正にはならず、ちょっと白い感じのままでしたが、高山 植物が見頃になっていて、なかなか面白かったです。今回はギンザンマシ コやシマリスなど生き物の姿は見られなかったのが残念でしたが、またど こかで会えることを期待しています。
7月17日(木)
やっと北海道も夏らしい気温になってきました。でも、暑いのは苦手なの で、涼しい滝を撮影しに行きました。滝の周辺は飛沫が気温を下げてくれ るのでとても快適です。そういえば、今年はチョウの姿が多いように思い ます。天候はあまり安定していないように感じているのですが、チョウに とってはちょうどいい気候なのでしょうか。
7月18日(金)
そろそろヤナギランが見頃。とても好きな花のですが、北海道で見かける ときは、いつも道路脇。以前は釧路湿原のなかにも群生があったらしいの ですが、いまは見られません。道内で、自然の群生ってどこかに残ってい ないものでしょうか。最近、北海道の自然を見ていても、本当に自然のも のなのか、考えてしまうことが多いです。
7月19日(土)
あまり天気のよくない釧路地方。フラフラしてみたものの、観光客もそれ なりに出ているので、生き物と出会うのが難しいですね。出歩いてみたも のの、あまり収穫はなく家の近くでベニマシコが出てきてくれました。こ ういうときは、近場の方がいいのかな・・・。出歩くとガソリン代ばかり かかってしまいますしね。
7月20日(日)
連休となると知床も混雑していますね。晴れ間があるところということで 来てみましたが、ちょっとびっくり。気温が高いのと人が多いということ もあると思いますが、動物の姿が少なくて残念でした。とくにあれだけた くさんいたエゾシカの姿が数頭しか見られないいうのはびっくり。こうな ると、足遠くなってしまうかな・・・。
7月21日(月)
ひとしれずひっそりとしたところで見つけたキタキツネの巣。三匹の子供 たちが元気に駆け回っていました。しばらくその姿を眺めさせてもらって お別れしました。今シーズンは雨が降ると大雨になったりして、大変なの だと思います。このまま元気に育ってくれることを期待しています。また 今度も会えるといいな。
7月22日(火)
一日エゾシカの姿を眺めていました。時おりやってくる観光客の姿を気に しながらも、ある程度の距離を置いて姿を見せてくれたので面白かったで す。知床ではほとんど姿を見られなくなってしまったエゾシカですが、ま だ人前に姿を見せてくれるということは、撃たれていないのだろうと思い ます。ほんとうは人を恐れずに姿を見せてくれる環境があるのがうれしい のですが、難しいものなのしょうか・・・
7月23日(水)
今日は一日雨となりました。雨になると人もあまり外に出ないためか、牧 草地ではたくさんのエゾシカの姿が見られました。人間の動くパターンも 分かっているのかもしれませんね。ちょっと雨が弱くなったときにいくら かチョウの姿も見られました。きっとお腹を空かせていて、このときとば かりに出てきたのでしょうね。明日は晴れ間が出るようなので、蒸し暑く なるかな・・・
7月24日(木)
暑いので湖畔に行ってみたら、湖畔ではたくさんのチョウが集まって吸水 していました。今までだとこういうのはマクロレンズで撮ることが多かっ たのですが、フィッシュアイズームを買ってからは、風景も一緒に写しこ むことが多くなりました。目新しい撮り方ではないですけど、今までと違 う表現ができるようになるのはいいですね。
7月25日(金)
湿原の周辺でウサギギクが咲いていました。今シーズンは湿原の周辺に行く ことがすくないためなのか、天候のせいなのか、全体的に花のつき具合がよ くないように感じています。湿原の中を走る道も、道路わきはすっかり刈ら れてしまったしなぁ・・・。そういえば、クサレダマもそろそろなのに見か けなかったような。刈られてしまったかな。
7月26日(土)
このところ気温が上がってきて、昆虫の姿も見やすくなってきたように思 います。それでも、以前の印象と比べると少ないですね。気候が変なせい もあって、私の感覚も狂っているかもしれませんが・・・。本州は梅雨が あけてとんでもなく暑くなっているようですね。そんなところで虫たちは どう過ごしているのでしょうか。
7月27日(日)
また天気がすっきりしない日が続くようになってしまいました。小雨が降る なか、その合間をぬってハチが忙しそうに花粉を集めていました。わりと忙 しく飛び回っているなか、花粉団子をつくるときだけ一ヶ所にとどまってい るので、そのときが撮らせてもらえるチャンスでした。けっこうりっぱな花 粉団子ができていますね。
7月28日(月)
キガラシの畑が色鮮やかになってきています。本州だとこういうのは春の 景色だと思いますが、北海道では夏の景色になりますね。ヒマワリもやっ と咲きはじめたという感じで、これから少しだけ夏らしい気温になるのか なと思っています。さすがにこの手の景色では、645Zがいい絵を撮ら せてくれます。これからは、カメラも目的によって使い分けをする時代に なったと実感しました。
7月29日(火)
今朝は湿原の中でエゾシカの親子を見ることができました。数年前だった ら、警戒心が強くてとてもこんな姿は見られなかったのに。やはり人前に でることに警戒しなくなってきているということでしょうか。タンチョウ もすっかり人に飼われているようなものがでてきていて、自然も人の手で 大きく変わってしまっているようですね。
7月30日(水)
数年ぶりに山梨の家に来ています。両親に手入れを任せていたらすっかり 様子が変わっていますが、まだ身近に生き物の姿を見られる場所ではあり ますね。クロオオアリの姿を見たのも何年ぶりでしょう。釧路圏では見か けることがないですよね。みんなゆっくりと撮影させてくれて、帰ってく るのを待っていてくれたかのようで、うれしいです。
7月31日(木)
アジサイの上に乗っているカマキリ。ここに住んでいたときは当たり前に 見られたのですが、北海道ではカマキリいないですから、やたらと懐かし く感じました。この子もしっかりカメラ目線でポーズもとってくれて、と ても協力的でした。うーん、この家もまた撮影しに帰ってこなくてはいけ ないでしょうかね・・・。