Diary
12月21日(土)
曇天となると冬は撮影に苦労します。光がないと雪が積もっていても立体感
がなくなって、塗りつぶしたような感じになってしまいます。何かないかと
探していたら、氷の中に彩りを見つけられました。曇天でもこんなに不思議
な色彩が隠されているのですね。この後すぐに雪が降り始めたので、これも
今日限定の景色だったのかもしれません。
12月20日(金)
川岸で氷を撮影していたら、なんかいきものの気配。静かに見てみると、ミ
ンクが氷の陰からこちらの様子を伺っていました。ミンクは視力が良くない
ので、ジッとしていると結構近くでも姿を見られる可能性があります。この
ミンクも一度は水中に潜ったものの、静かに待っていたらまた顔を出してし
ばらく周りの様子を伺っていました。一期一会のこういった瞬間は写真の醍
醐味のひとつですね。
12月19日(木)
だいぶ前からときどき見かけているキタキツネ。道路脇を歩いているような
やつはだいたい餌付けられて事故に遭ってしまうことがいいのですが、こい
つはあまり人に興味がないようで、すっかり大きくなりました。無駄に人を
怖がらず、適度に距離をおいて生きているのがいいのでしょう。自然環境が
少なくなっていくなか、いきものが持つ人との距離感も変わってきています
ね。こういったいきものに嫌われないようにしていきたいと思います。
12月18日(水)
今朝は日の出の時間に雲が出てきて一番色づく時間帯に撮影できなかった感
じでした。そのまま曇ってしまうかと心配しながら給餌場に行ってみると、
到着と同時に光が射し込んできてきてくれました。タンチョウの動きは地味
になってきたものの、こんな鳴き合いも見せてくれました。この中の一羽だ
け鳴いてないのがいるんですが、横着なのかうちの父ちゃんに任せておけば
大丈夫と思っているのか・・・?。何気ない行動も意味を考えながら見てい
ると面白いですね。
12月17日(火)
少し足を伸ばしてエゾシカを見に行ってきました。エゾシカはのんびりして
いて、彼らにとっては楽園のようにも見えますね。しかし、本当の目的は別
だったのですが、まったく姿は見られなくてこちらは残念でした。年々感じ
ることですが、ここはいきものの気配が少なくなってきているように思いま
す。極端に環境が変わってしまったようには思わないですが、何か違うとこ
ろがあるのでしょうね。
12月16日(月)
日中、珍しくハクチョウが池にいると思って見ていたら、人に気づいたよう
で、こちらに向かって飛んできました。だいたい日中は畑などに行っている
ものですが、公園の池なので散歩しにくる人が餌をあげているのでしょう。
でも、彼らがお腹を満たすほどたくさん持ってきてくれるとは思えないです
し、そんなに頻度が高いものなのでしょうか。近寄ってきても、あげるもの
はないよ〜と放っているのでしばらくすると離れていきますが、もうじきこ
こも凍ってしまうので、そうなったらどうするのか気になりますね。
12月15日(日)
やっとタンチョウたちも給餌場に集まるようになりました。餌の方も午前・
午後と撒かれていて、だいぶ例年のようなタンチョウの姿を見られるように
なってきました。雪が積もるまで来ないかもしれないと思っていたので、ひ
と安心です。動き方はまだなんともいえないところがありますが、比較的動
いていたと思います。この先、いい動きをしてくれることを期待します。