6月26日 入笠山のスズランを見てきました。ずいぶん 前から興味があって行ってみたいと思ってい たのですが、なかなかタイミングが合わずに いたものです。中央高速の小淵沢ICもしく は、諏訪南ICから20kmくらいの距離だと思い ます。 スキー場の斜面のようなところ一面にスズラ ンが咲いています。でも、普通の花畑のよう に、遠目から見ても”花畑”という雰囲気で はありません。葉の陰にひっそりと咲く花で すから、近づいてみてはじめて花の咲いてい るのが分かるという感じです。 さすがにどう撮っていいのか分からず、ぜん ぜんシャッターを押さずに帰ってきました。 アップならどこで撮影しても同じですし、こ の場所の雰囲気をどう見せればいいのか分か らなかったのです。それに、ちょうど霧が濃 く出てきて雨が降りだしたので、気分がのら なかったというのもありますが・・・。 近くの山小屋の主人が話していましたが、珍 しいアツモリソウなどもたくさんあったのだ けれど、どんどんみんなが持っていってしま うのでなくなってしまったということです。 植物の場合は、根付かなくて枯れてしまって も、死んだという印象が薄いので、罪悪感も さほど感じないのでしょう。動物であれば、 嫌がって抵抗したり死んだというイメージが はっきりしているので、捕まえて持って帰る ということはほとんどないようです。逆に、 飼えないし野良になるのはかわいそうという ことで、わざわざ山に離してしまった動物が 増えて問題になったりしていますね。 ここ30年ほどの間に自然環境は大きく変わっ てしまいました。便利になった反面失ったも のも多く、もう取り戻せないものがほとんど です。生活が豊かになったかわりに心が貧し くなってしまったといわれるようになったの と、おなじタイミングだと思います。 自分一人だけだからと、無茶していません か?それは、けっして1人だけのことではす まなくなります。こころして活動して下さい ね。
6月17日 先日、ホタルを撮影しに長野県の辰野町へ行っ て来ました。中央高速からも、ホタル名所と書 かれた看板が見えるところです。ホタル祭りの 期間中は、山にホタルの形をしたイルミネーシ ョンがともされています。 この場所、以前にも出かけたことがあったので すが、そのときは思ったように写らなくて失敗 に終わりました。長時間露光で撮影するので、 一晩にフィルム1本も撮影できないのです。 現像するまで結果は分からないし、面白い撮影 ですが、前回はホタルの光跡のみで面白くなか ったのです。 今回はこのように、イメージ通りに写りました。 月がでていたおかげで、バックが程々に写って くれたのですね。撮影データは、f2.8で5分 ISO400です。これから撮影してみようと思っ ている方は、参考にしてみて下さい。ただ、 バックを写すには、適当に明かりがないとダ メだと思います。
6月11日 東京に近郊にすんでいる人は、夕方の虹を見 ましたか?ちょうど7時前でしたが、雲が切 れてわずかに空が赤くなっているところに見 事な虹が架かっていました。 わずかに10分ほどで消えてしまいましたが、 カメラを持っていなかったのが悔しいです。 だいたいこんなものですが、肝心なときにカ メラを持っていないんですよね・・・。 明日は雨という予報ですが、こんなふうにち ょっとした雲の切れ間などがすばらしい風景 を見せてくるのです。富士山で毎日こんなシ ーンを待っている人の気持ちも分かります。 うーん、あと少しで拘束されている時間から も開放されるはずです。ホタルも出てきてい るし、都内で仕事なんてしてられないです。 毎日変わっていく自然の様子に取り残されて いる感じで、たまらないですよ。気が付いた ときには撮影を予定していた花が終わってい たというのもよくありますから・・・。
6月8日 もうしばらく待ってくれるかと思っていたの に、明日にも梅雨入りかという天気になって しまいましたね。残念ですが、こればかりは 仕方ありませんね。 この時期の被写体はいろいろあるのですが、 今日はウラナミアカシジミとミズイロオナガ シジミを撮影できました。ちょうど梅雨の時 期に出てくる雑木林のシジミチョウ、ゼフィ ルスの仲間です。ちいさく色がきれいで、と てもかわいいチョウです。 雑木林のなかをいろいろ見てみたのですが、 他の虫たちはあまり見られませんでした。あ と、カミキリムシがあけた穴から、コクワガ タが顔を出していました。逆さになって、死 んだような格好をしていたので、ハサミをつ かんだら、慌てて穴の奥にもぐっていきまし た(笑)。 野原の花はひと段落という時期で、これから は高山植物が一気に咲き始めます。北海道に も行きたいのですが、さすがにそれだけのま とまった時間がとれそうにないので、残念で す。その分、程々の場所で撮影してみようと 思っています。 そろそろ花菖蒲も咲き始めるし、ホタルも出 てきますよね。どうも仕事をしてる場合では ないような気がして仕方ないのですが、かわ りがいない以上、やるしかありません。私も 個人企業?の経営者ということになるので しょうから・・・。 雨の音が聞こえるというのも、なかなかオツ なものです。でも、いちばん気持ちよく聞こ えるのは、テントの中でしょうか。車の中で は、けっこう固い音になるのですが、テント の生地だと柔らかい音になるのですよ。 うーん、1週間雨の中テントで過ごしたのが 懐かしいです(笑)。また、テントも引っぱ り出してみようかな。 6月7日 関東もいよいよ梅雨が近づいて来ましたね。 あまりうれしいものではありませんが、しっ かり季節は変わっていきます。この前新緑が 出てきたと思っていたのに、早いものです ね。 ちょっと仕事の方も落ちついてきたので、家 を飛び出して、いつもの川原へ来ています。 まだカエルの声などは少ないようですが、こ こは落ちつける場所です。 これまでにも、この場所でたくさんのいい作 品を撮影させてもらいました。いつも同じ場 所で撮っているのは嫌だと思いながら、つい 足が向いてしまうというのは、やはり気に 入っているからなのでしょう。 今晩はキャンピングカーの中で仕事をしなが らですが、はじめてここでキャンプをしたと きは、小さな安物のテントをを使っていまし た。川原のでこぼこがはじめは痛いのです が、しばらくすると体がピッタリはまる場所 があって、結構寝心地もよかった記憶があり ます。ただ、夏になるとテントはサウナのよ うに蒸し暑くて、夜遅くまで寝られませんで した。今は、車のエアコンで寒いくらいまで 冷やしておいて、勢いで寝るようにしていま す(笑)。 霧が峰など標高の高いところでも、そろそろ 花が咲き、虫たちが飛び交うシーズンです。 コマクサも見に行きたいし、レンゲツツジに も間に合わせたいです。これまで外に出られ なかった分も合わせて、ガンガン撮ります よ!
6月3日 はやいもので、もう6月です。1年の半分 が終わりですよ。やろうと思っていたこと がどのくらいできているのかというと、か なり怪しいですね・・・。 高山では、そろそろ高山植物のシーズンに なりますし、もう少し低いところでも、短 い夏に向けて一気に花が咲き出します。そ れに合わせて、たくさんの虫たちも活動す るようになります。 今年の春を振り返ってみると、ギフチョウ はなんとか撮影することができましたが、 ミズバショウはみごとにタイミングを外さ れてしまいました。この夏は、徹底的に霧 ヶ峰に出かける予定でいますが、どのくら い自分の視線を見せることができるのか、 挑戦してみます。 今日は、EOS学園の静岡校で、マクロ講 座ということもあって、ひさしぶりに虫の 姿を追いかけることができました。イトト ンボやヒラタアブ、クロオオアリなどの姿 を撮影して、楽しかったです。やっぱり、 オネーチャンよりも虫の方が撮っていて楽 しいですよ。 雑誌などの露出は少なくなっても、じっく りいい作品を撮っていきたいと思った1日 でした。