紅葉の始まった湖畔を撮影しています。倒木を画面のアクセントに落ち葉やまだ緑の 残る森を捉えていますね。水面を多く入れようとしたせいか、画面の中で視線の留ま るポイントがなくなってしまっています。この画面で考えられるのは、手前の倒木に 近づいて広角レンズを使い、遠近感を強調しながら撮る方法です。そうすれば、画面 のアクセントとしてまず視線が倒木に行き、そこから画面の奥へと視線が動いていく ので、広がりや奥行きもいっそう感じられるようになります。倒木と森の大きさが同 じように感じるために主題がぼやけてしまうのですね。