朝日に照らされる霧氷が美しいですね。背景に濃い色の雲があったおかげで、いっそう霧氷の白さが伝わる
ようになりました。手前の雪に埋もれている笹は近景として奥行きを表現するうえで必要なのですが、この
部分を入れたために霧氷が小さくなってしまった感じがします。この画面で主役は霧氷のついた木なのです
から、手前の笹は欲張らずに切り捨ててしまって、霧氷をもっと大きくフレーミングしたほうが、このとき
の感動が伝わる写真になったのではないかと思います。画面右側に見えている影を近景としてうまく生かし
てもよかったのではないでしょうか。