「酷寒の朝」
美幌峠で撮影したものでしょうか。枯れてしまった草の茎にびっしりと霜がついていて、とても寒そうです。朝 日に照らされてちょっと赤みがかった光が時間帯も表現していていいですね。適度に絞り込んでいて霜の質感も きちんと表現できています。この画面では、中央の一番目立つ部分の茎をどう目立つようにするかがポイントだ と思います。パッと見たときには明るい背景の中に茎を配置することでその存在を強く見せることができている のですが、この部分は茎が黒く見えてしまうために霜の存在が弱くなってしまったように思います。この光では ラインライトとして光って見える部分が一番霜の感じが出ているので、中央の茎の背景も暗くできるとより霜が ついている雰囲気を伝えられたと思います。もしくは、中央に配置する茎を別のものにするという方法もあると 思います。