東京 Nature Snap

2004年12月10日〜24日
有楽町スポットフォトサロン

スライドショー

京に暮らしているときにはあまり目が向かなかった都会の自然。それが、山梨に移転してあらためて見つめ直してみると、たくさんの自然が残されていることに気がつきました。自然写真は遠くのフィールドに出て撮るものという先入観があったことはたしかですが、それとは違った魅力ある自然の姿が、人間と関わり合いながら形作られてきているようです。日本の自然の姿は、里山に代表される農耕生活のなかで自然と共存しながらできあがっていったものでしたが、いまではそれとは違った形で現代社会と自然との共存が見られるようになっているのかもしれません。自然は地球のあり方とともに変わっていくもので、環境が変わっても適応、繁栄していきます。その命の行方を見つめながら、都会で出会った自然の姿を気ままに捉え続けていきたいと思います。
                          2004年12月 小林 義明